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2013/01/21
今日のゲストは、株式会社ジェイテック 代表取締役社長の安部清治さんでした。
株式会社ジェイテックは、2006年に大分市に設立された、プラントや橋梁、ビル、マンションなど、鉄鋼構造物やコンクリート構造物の非破壊検査を専門とする企業です。
石油等を精製する石油化学プラント・大型発電所等に於けるパイプラインや設備の非破壊検査。
土木・建築のコンクリート構造物に於ける品質管理や既設構造物の現況調査の非破壊検査。
このように、鉄鋼関連からコンクリート等のインフラ設備に至るまで、検査・調査業務を通じ、構造物の維持・管理に積極的に取り組んでいます。
非破壊検査とは、電磁波・弾性波といった物理現象を利用して目に見えない構造物の品質・情報を把握することの できる技術です。
従来は金属材料を主な対象としていましたが、近年ではコンクリートへの適用技術が向上し、様々な分野で活用されています。
又、コア抜きなどに代表される破壊検査との組合せでベースデータを作成することで、以降は 構造物を壊すことなく継続して観察を行うことが可能です。
昨今高まってきているコンクリート構造物への「要求性能の高度化」、コンクリート片の落下などに代表される「コンクリート構造物の高齢化」。
これらを踏まえて、効率的な維持管理が求められる 時代になっていることは言うまでもありません。
ジェイテックでは、非破壊検査という特殊技術を使用してこれらの維持管理の一助を担っています。
また、ジェイテックでは、日本国内では2社しか導入していない、新しい技術を導入しています。
「デジタルラジオグラフィーシステム」といって、試験体の内部に存在する欠陥を検出する方法です。
従来はフィルムに試験体の内部を投影させていましたが、ジェイテックが導入したデジタルⅩ線撮影システムレーザーⅩは、フィルムの代わりに、データとして画像をパソコンに取り込み、タイムリーに内部状況の確認が可能です。
又、優れた画像処理ソフトにより、撮影後の画像品質を向上させる事が可能です。
放射線源も漏洩線量が少ないパルスエックス線を使用しており、安全性にも優れています。
従来の用途である配管の減肉調査等の他に、航空機の検査,不審物の内部検査等の摘要実績があります。
鉄鋼構造物に限らず様々な分野への対応が可能です。
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