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2014/01/13
今日のゲストは、株式会社ケイ・エス・ケイ 代表取締役 小谷俊幸さんでした。
株式会社ケイ・エス・ケイは、日出町で精密金型部品の加工を専門に行っています。企業38年にして新たな分野として、昨年10月に同じく日出町に大分県内で初となる3D事業部「スタラボ」を立ち上げました。
この3D事業を立ち上げるきっかけは、リーマンショック以降の業界の流れを
機に、何か新しい製造分野に取り組めないか模索していたところ、息子さん
(小谷大作さん:3D事業部代表)が3Dプリンターに着目し、事業を始めたいと申し出て、会社として3D事業を始めたそうです。
「スタラボ」では、現在主に3Dプリンターを使っての『立体フィギュア』の製造を行っています。
今回は三重野アナウンサーがスタジオにお邪魔し、三重野さんの立体フィギュアを実際に作成してもらいました。
写真はMサイズ(15cm)のフィギュアで、素材は石膏で出来ています。
制作過程としては、まず被写体のデータのスキャンに5~10分ほどを要します。同じポーズをしている間に、角度を変えながら光を当ててスキャナーで被写体を写し、データを作成。(6枚くらい撮り、パソコンで画像処理をし、データを完成するそうです。)そのデータをもとに3Dプリンターで0.1mmずつ細かい層を重ねながら立体的にプリントアウトをした後、頭髪や小物など細部の処理を施し、塗料で強化したら完成です。
石膏を素材にする利点としては、データをプリントアウト(積層)しながら同時に
色のデータも出力されるため、細部に至るまでよりリアルに再現することが可能です。
このフィギュアの出来上がり具合、三重野アナウンサーの表情はもちろん、立ち姿までまさにそのまま、「いつも見る三重野さんだ!」とスタジオの安波さんもびっくり、笑いが止まりません。
本当に、顔やシャツの細部に至るまで、精密に表現されています。
三重野さん本人(?)の2ショット、何とも不思議な空気が漂います。スタッフ
一同、本当に感激!
さらに株式会社ケイ・エス・ケイでは、出張のデータスキャンも行っています。
たとえば結婚式の前撮りなどの現場に出張し、データを作れば結婚式にお二人のフィギュアが間に合うという、嬉しいサービスです。
販路としては、現在は人体のフィギュア(ブライダル関係、七五三、成人式などの人生の節目の記念に)が主ですが、今後はペットのフィギュアの作成(被写体が動いても大丈夫なソフトを使用してのフィギュア作成で試作品の出来具合も上々とのことです)や住宅のミニチュア模型の作成、さらに、企業からの試作品(金型を作ってからの製造より、3Dプリンターを使っての試作品作りのほうが、より安く早く納品が出来るそうです。)などの受注もどんどん行っていくそうです。
《お問合せ先》株式会社ケイ・エス・ケイ 3D事業部「スタラボ」
TEL:0977-84-7737
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