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曇天に笑う

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   2018/03/27

番組ブログ

唐々煙による人気漫画を、本広克行監督により福士蒼汰主演で実写化された作品。舞台は、明治時代初期の滋賀県大津。
 
300年に一度、曇天がつづく日によみがえり、人間に災難をもたらすという伝説をもつオロチ(大蛇)が復活すると言われた年がきた。そのオロチを退治できるふた振りの刀を祭神とする雲神社を代々継ぐ雲家(くもうけ)の三兄弟は、今日も陽気な表情で町の人々を助けている。長男の雲天火(福士蒼汰)は武器を持たず悪者たちをアッという間に倒す勇者で、派手な衣装でいつも顔から笑顔を絶やさない、雲(くも)る表情を持たない男。その頃、維新の元勲で貴族の岩倉具視(東山紀之)が指揮する<ヤマイヌ>部隊の面々は、オロチを信奉する忍者集団・風魔一族の動きを追っていた。実は曇天火も<ヤマイヌ>の最強兵士であったのだが、雲家の兄弟のみでオロチに対抗しようとして部隊から離脱していたのだ。<ヤマイヌ>が取り押さえた風魔の忍者やそれに同調してふたたび明治政府の転覆を図る武士たちを収監する琵琶湖の真ん中にある島は、鉄壁の要塞であったはずなのに、曇天がつづいた日に、風魔一族にのっ取られてしまう出来事が発生した。実は雲家の次男は、オロチから憑依され、そののっ取られた監獄に監禁されていたのだ。次男・雲空丸(中山優馬)の危機を救うため曇天火は単身で、風魔一族が結集した監獄に乗り込んでいく。そして、時を移さず<ヤマイヌ>部隊の面々も風魔一族と対決するため動き出した。空一面の怪しい曇りの中、果たしてオロチは復活するのか・・・?
 
珍しく主要な女優がひとりも登場しない作品となっていた。出だしのきらびやかでリズムのいい長回しのショットは楽しめ、これはひょっとしたらすごく斬新な作品になるかもと期待してしまったが、残念ながらその後は単調な内容になってしまった。まあ中・高校生たちをターゲットとした作品だと思うので悪口はつつしむけど、観賞能力もある冴えた生徒たちもいるんで、もう少し丁寧な演出をして欲しかった!
ぼくのチケット代は、1500円くらいかなと思う作品でした。
星印は、2ッさしあげます。

5点満点中2点 1500円

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