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農業×農産物の加工×販売=6次産業

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   2018/05/27

おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業

今回は、月に一度、私が県内各地へ出かけて現地からリポートする

農業リポートをお送りしました。

九重町の「イーグルファーム」にお邪魔しましたよ。

緑に囲まれていて、空気がおいしい場所でした。

新緑が美しいこの時期、非常に気持ちのいい取材となりました。

お話を伺ったのは、

イーグルファーム代表の鷲頭将治(ワシズ ショウジ)さんです。

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鷲頭さんは、牧場を営みながら、農家レストランで

安全・安心な自家製食材を消費者に届けている

6次産業農家です。

6次産業とは、

1次産業(農業・畜産業など)と

2次産業(製造業など)と3次産業(サービス業)を

掛け合わせたもの(1×2×3=6)のことです。

つまり、

農業を営みながら、農産物の加工そして

販売までを手がける経営をされているんです。

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取材日のランチは、

鷲頭さんのお父様が運営し、鷲頭さんの姉妹が調理をしている

農家レストラン「べべんこ」でいただきました。

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豊後牛のステーキ、鉄板からはみ出るほど

大きなお肉でした。200グラムあるそうです!

さしがしっかりと入っていてお肉のうまみが強い。

非常に柔らかく、おいしかったです。

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牛丼もしっかりとついた味付けが

お肉のうまみを引き立てていてご飯が進む!

コロッケも、中にお肉がごろっと入っていて

ジャガイモがホクホクで甘くて

何個でも食べたくなる優しいおいしさでした。

べべんこにある料理は、

肉やトマト、キュウリなどの野菜、お米、などほぼ自家製です。

伺った日は、鷲頭さんのお父様は田植えの準備をしていました。

生産者の顔が見える、お店で直接会えるというのは、安心ですよね。

ランチの後は、牛舎にお邪魔しましたよ。

牛がたくさんいました。

目がくりくりとして、かわいい♪

親牛の後ろをついて回る生まれて間もない子牛もいました。

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イーグルファームには、親牛、子牛合わせて

200頭以上の牛が飼育されているそうです。

牛の畜産農家には、二種類あります。

子を生ませて元牛に育て、市場に出荷する「繁殖農家」と

元牛を市場で買って成牛(大きな肉牛)に育てる「肥育農家」です。

鷲頭さんは、繁殖農家と肥育農家の両方をされています。

お仕事をされている中で最も大変なことは出産なんだそうです。

牧場事故のほとんどは出産に関する事故。

逆子やひっかかって出てこないなど危険が伴います。

牛は年に1回の出産を目標にしています。

出産を終えた牛は3か月後には次の妊娠をしているんです。

非常にハードですね。

毎回、無事出産が終わるよう万全の体制で臨んでいるそうです。

取材のあとも出産が始まるということで急いで現場に向かっていました。

そういった努力もあって鷲頭さんも生産されている

「おおいた豊後牛」は昨年行われた「全国和牛能力共進会」で

種牛の部で日本一となる内閣総理大臣賞を受賞という

好成績をおさめました。

大分県は全国に先駆けて温度計を体内に入れたり

データ化をするなどの技術が進んでいるそうですよ。

就農されて20年の鷲頭さんは

「まだまだ半人前。自分の成長が楽しみ」と

笑顔で語ってくれました。

また、今後は加工部門にも力を入れていきたいとのことです。

このほど、九州農政局からブルーベリーやトマトを使った商品の

製造、販売の認可を受けたそうで、レストランべべんこの隣には

新しくできた製造施設もありました。

後継者不足や次の世代にどう引き継いでいくかなどの課題がありますが

鷲頭さんは「体験」を通して、

たくさんの人に農業に触れてほしいと語っていました。

実際に私も今回牛の餌やりや牛の唇、舌を触るなどの体験をして

牛の可愛さにメロメロになってしまいました。

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皆さんも機会があればぜひ牛を近くで見てみてください。

穏やかでキュートな表情に癒されること間違いなしです!!

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鷲頭さん、ありがとうございました。

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