今回は現地を訪れての農業リポートをお送りしました。
伺ったのは、臼杵市の井村地区です。
お話を伺ったのは、JAおおいた 南部事業部 臼杵 イチゴ部会の
匹田賢司(ひきだ けんじ)さんと
JAおおいた 南部事業部 園芸課の
森竹晧平(もりたけ こうへい)さんです。
匹田さんのハウスの中に入るとイチゴの甘い香りに包まれました。
高設栽培のため、イチゴの苗が高い位置にあります。
かがまなくていいため、作業しやすいそうです。
匹田さんは現在、25アールの面積でイチゴを育てています。
品種は、20アールがさがほのか、5アールはベリーツです。
1日に200グラムのパック120~130パック分のイチゴを採るそうです。
匹田さんは就農8年目、ベリーツは育て始めて2作目。
「ベリーツは元気いっぱい」と話してくれました。
先週の放送でもベリーツの元気をどこまで抑えて育てるかを
試行錯誤していると伺いましたが、
実際に見てみると「ベリーツの元気」というのがよくわかりました。
さがほのかに比べて葉っぱの伸びがよく、花の数が多かったです。
葉が伸びすぎ、花の数が多いと実に栄養がいかず、
実がならないそうです。
摘花したりと手間暇がかかるとのこと。
ですが、匹田さんは
「手をかければかけただけ作物が応えてくれることがやりがい」
と話していました。
ベリーツには何より「味がおいしい」という良さがあります。
また、大玉で色がいいという点は市場評価があがるため
農家としてうれしいと話していました。
(さがほのかは天候によって色が左右されるが
ベリーツは安定して色がいいとのこと)
私もベリーツをいただきました。
太陽の光をいっぱいにあびた採れたてのベリーツ!
甘くて、みずみずしくておいしかったです。
毎回感動する美味しさ、ますますファンになりました。
臼杵エリアにはイチゴの生産者が16人います。
「来季から新規の農家として30代の2人が加わるんです!」
と森竹さんがキラキラとした目で教えてくれました。
ますます活気づきそうですよね。
JAと生産者が密に連絡を取り合い、情報共有していることも
大分のイチゴの魅力なんだそうです。
大分のイチゴ!目が離せませんね!!
匹田さん、森竹さん、
そして、声をかけてくださった部会長、ありがとうございました。
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.