日本では、宇佐市安心院町が発祥の地である「グリーンツーリズム」。
近年は、「農村民泊」「農泊」として全国に広がっています。
そんな中、全国組織ができ、先月大きなイベントが行われたということで
NPO法人安心院町グリーンツーリズム研究会
事務局長の安部翼(あべ つばさ)さんにお話をうかがいました。
農泊とは、農家さんの家に泊まって
農作業や田舎暮らしを体験してもらうというものです。
安心院町では、1993年より始まりました。
当初は、安心院町の産品であるブドウを衰退させないために始めたそうです。
8軒の農家さんで始め、現在は、60軒にまで増えています。
受け入れ人数は、現在、年間で約1万人。
小中学生の修学旅行や社会人の方、
海外(韓国や台湾)からの参加者が多いそうです。
都市部の方や小中学生に農業へ関心を持ってもらうきっかけとなっています。
心を込めたおもてなしで思い出に残る体験となっているようです。
私も番組を通して、農家の皆さんの温かさを毎回感じます。
それをより多くの人に知ってもらえると思うと嬉しくなります。
農家さんにも今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかった、
など再発見があるようです。
そして、農泊は新たなステージに入りました。
全国組織を設立したのです。その名も「未来ある村 日本農泊連合」!
この結成を記念して、3月16日に
「未来ある村 日本農泊連合 結成記念シンポジウム」が行われました。
衆議院議員の石破茂氏の特別公演や
全国農業協同組合連合会 代表理事理事長の神出元一氏の基調講演などの講演が行われました。
約600人の方が出席し、満席だったそうです。
「未来ある村 日本農泊連合」は今後
長期休暇を義務付けるバカンス法制定を実現させる運動を展開し、
多くの方が農泊を体験することに繋げていきたいそうです。
安心院町グリーンツーリズム研究会としても
バカンス法制定に向けて活動をしていましたが全国組織になったことで、
より声が届きやすくなるはずということです。
新たなステージへと進んだ農泊をこの番組でも引き続き応援していきます!!
安部さん、ありがとうございました。
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