今回は、神奈川県出身で大分県豊後高田市で白ネギの栽培をしている
青年農業者をお迎えしました。お話を伺ったのは、
株式会社 仲井農園の坂田章太(さかた しょうた)さん26歳です。
坂田さんは神奈川県にある農業高校を卒業後
大分県立農業大学校で2年間学び、
現在は株式会社 仲井農園で白ネギを栽培しています。
農業に興味を持ったきっかけはおじいさまの存在。
幼い頃、おじいさまの暮らす大分県に遊びに行った時に
農業を手伝ったことがきっかけで、農業の楽しさを知ったそうです。
楽しい思い出がある、手に職を付けられるという理由で
農業高校への進学を決めました。
その後大分県立農業大学校で栽培、経営などを学び、
大学校時代研修に訪れた仲井農園に就職しました。
白ネギに着目したのは、高校時代に参加した東京での農業フェアで
「白ネギは儲かる!」とオススメされたからなんだそうです。
坂田さんにとって、ごく自然な流れで
農業に携わるようになったのだということを感じました。
現在は、朝早いことや、天気に左右されることなど
大変なことも多いようですが、
外の開放的な環境で働けることが楽しいとおっしゃっていました。
白ネギに笑いかけると、笑顔を返してくれるそうです。
愛情たっぷりに育てていることが伝わってきました。
スタジオに持ってきてくださった白ネギを見ると表面はツヤツヤ!
白から緑に変わるグラデーションがなんとも美しい!!
この白い部分は、1作に6回ほど土をかけているからこそなんだそうです。
手間暇が味だけでなく、見た目の美しさにも表れているんですね。
イキイキと話す坂田さんの姿を見て
本当に農業が、白ネギが好きなのだと感じました。
坂田さんは、栽培方法の改良にも取り組んでいます。
白ネギを育苗する培土の研究をし、
大分県農業青年プロジェクト実績発表大会で優秀賞に輝きました。
「研究が日ごろの作業の改善につながる」と話す坂田さん。
より良い農業のために努力を惜しまない姿勢がとてもかっこいいです。
今後は、新規参入しやすい農業づくりが目標だそう。
次の世代が輝ける農業を作り、
農業を、子ども達がなりたい職業にしたいとのことです。
大分の農業を引っ張ってくれる心強い存在の坂田さんを今後も応援していきます!
坂田さん、ありがとうございました。
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