今回は、わたしがずっとお話を伺いたかった話題、労働力支援についてです。
JA全農おおいたの営農対策課
久恒利通(ひさつね・としみち)さんにお越しいただきました。
農業が就労を後押しする場として注目されています。
人手が足りない農家に人材を紹介するもので、作業を細分化し、
送迎もあり、働く日を選ぶことができ、給与は当日現金で支払われます。
柔軟な働き方を提案しているんです。
JA全農おおいたと共同受注事務局の社会福祉法人太陽の家と
パートナー企業の株式会社 菜果野アグリが行っていて、
障害のある方だけでなく、主婦や学生、ニート、失業者など
農業の経験がなくても参加できます。
大分子ども支援ネットとも連携していて、
ある男性は、20年間引きこもっていましたが、農作業をすることで
自然の豊かさや周囲の優しさに触れ、公園の清掃等のバイトを始める等
引きこもりの解消につながったという事例もあるんです。
素晴らしい取り組みですよね。
久恒さんは、作業をされる方たちを間近で見て、
「次は何をしたら良いですか?」
とスタッフに尋ねるなど次第に積極的になる様子を見て
とても嬉しく感じたと話していました。
そして、この取り組みが農林水産省主催の
ノウフクアワード2020で審査員特別賞を受賞しました!
およそ60の応募がある中で
グランプリ1点、審査員特別賞が6点選ばれました。
JA全農おおいたの労働支援の最大の特徴はだれでも参加できること。
きめの細かいマッチングで農業へのハードルが下がり、
田園回帰でき、地方創生にもつながっていきます。
最近は新型コロナウイルスの影響で
仕事が減った自営業や会社員からの応募も急増しているそうです。
生活を維持するための貴重な収入源となるうえ、
人手不足の農家の助けとなり喜ばれています。
久恒さんはノウフクアワード2020受賞をきっかけに
JA全農おおいたの取り組みをモデルケースとして
全国に広めていきたいと話していました。
働いてみたい!という方はお気軽にお問い合わせください。
株式会社菜果野アグリ
電話番号:0120-846-688
受付時間は年中無休で
午前8時30分から午後5時までです。
久恒さん、お話をきかせていただき本当にありがとうございました!!
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