今日のゲストは、有限会社フォレスター 代表取締役 繁松良行さんでした。

平成7年創業の有限会社フォレスターは大分市南津留で、石材の本磨きやガラス・鏡・車のフロントガラスなどの研磨作業を行っています。

アパート及び新築住宅の竣工清掃の会社として設立された有限会社フォレスターは、現在は清掃作業に研磨技術を取り込んだメンテナンス業務を行っています。

繁松さんの研磨技術は、本磨きといってキレイに磨き上げた後は汚れが付きにくく、磨く際には水とダイヤモンドのみを使用する、自然に優しい方法で行っているそうです。

繁松さんが磨き上げた大理石の床は、鏡面のように天井の照明が写り込むほどです。これは、ワックスでは得られない光沢で、メンテナンスもしやすいそうです。

有限会社フォレスターは、先月この独自の研磨技術を生かしたプールサイドなどに施す「ノンスリップ加工」技術により、大分県の経営革新の承認を取得されました。

このノンスリップ加工のアイデアは、実際に繁松さんがご自宅のお風呂場で転倒しあばら骨２本にヒビが入り、大変な思いをした経験から生まれた技術で、従来の薬剤を使った滑り止め加工に繁松さんの研磨技術を加えることによって、より安全でグリップ効果が高く滑りにくい床を実現しました。（薬剤も、この技術のために薬品メーカーの会長さんが開発してくれたそうです。）

実際に加工した石をスタジオに持ってきていただきました。右がノンスリップ加工を施した石です。

見た目はほとんど変わりませんが、水をかけて手を滑らせると、本当にびっくり！加工をしている方は、滑らせようとしても滑りません！しかも手触りはざらつきのない滑らかさです。

今後は、この技術をフランチャイズ形式で全国に広めて行く予定なのでそうです。

このノンスリップ加工は、現在大手のスポーツジムなどで施されていますが、もちろん一般家庭などでも可能です。

今後は病院や老人ホームなどでも実績を広げ、一歩ずつ前進してゆきたいとのことでした。

《お問合せ先》

有限会社フォレスター

大分市南津留２０－２９

電話：０９７－５５２－００５６