今日のゲストは、K-STAGE　代表　山田潔文さんでした。

K-STAGEは、航空写真の撮影業務や、写真撮影用の無人飛行装置の設計・製作・販売、大分県産業科学技術センターとの共同研究で、各種無人飛行装置の開発などを行っています。
昨年、第９回大分県ビジネスプラングランプリで『自律航法・無線カメラ搭載の無人飛行機「鷲の目　Eagle　Eye」で安価・安易な空撮システムを提供』というテーマで奨励賞を受賞しました。
東日本大震災の発生時に、被災状況の確認が遅れ、救援活動が難航したことなどから、自分の航空撮影技術が何か役にたてないかという観点で開発していたそうですが、大分県ビジネスプラングランプリで開発資金の援助が受けられたことにより、安価で免許や資格は不要、わずかの訓練期間で、だれでもどこでも飛行できるシステムが完成しました。
今日は、飛行機タイプとマルチコプタータイプをお持ちいただきました。

マルチコプタータイプが飛ぶとこんな感じです。

マルチコプタータイプも飛行機タイプも小型カメラを搭載。

２キロ圏内は、カメラからの映像を生中継し、テレビの画面を見ながら操縦して地上の様子を監視できます。
GPSの自動飛行モードで、数十キロ先まで往復し、地上の様子のビデオ撮影も可能です。
パソコンから飛行経路も指定できます。
これまで、ゼネコンや通信機器メーカーをはじめ、マスコミからも撮影の依頼があり、OBSテレビでも桜や紅葉中継などで使用しています。
今後は、災害時に救難器具や手術用医療機器などを搭載して、GPSによって指定された場所へ輸送するなど、安価で、無人の航空輸送ロボットによる防災システムの構築を目標としているということです。