今回は、月に一度、私山崎が県内各地を訪ねての農業リポートでした。
伺ったのは、豊後大野市大野町!
肥沃な大地で育つ里いもの話題です。
里いもは出荷のシーズンを迎えています。まさに今が旬です!
お話を伺ったのは、JAおおいた 豊後大野 大和里いも部会 部会長の
大木 義政(おおき よしまさ)さんと、
JAおおいた 豊肥事業部 園芸課指導員の
佐田 望(さだ のぞむ)さんです。
里いもはハート型の葉がとてもキュート!
1つの苗から15~22個ほどの里いもがとれます。
畑は何列もの土の列が連なっていて、1つ1つの列に黒いマルチ
(黒いビニールで水が入らないよう、雑草が生えないようにするもの)
がかぶせてありました。そのマルチを突き破って里いもの葉が出ていました。
大木さんが作っているのは「大和」という品種で4月あたりに植え付けたそう。
芽の部分が白いのが特徴です。
トロっとした舌ざわりで煮崩れしにくいため煮つけなどに向いているそうです。
他に里いもの品種だと
芽の部分が赤く表皮や身が柔らかい「セレベス」などがあります。
現在、豊後大野の里いもは京都、福岡、大分に出荷されています。
「他の県に負けないくらい評判がいい」とのことでした。
選果基準が厳しいため品質面も評価されているそうです。
サイズ別に振り分ける機械を新しく導入し、ますます活気づいていました。
今後は販売金額「1億円の産品」にすることがJAとしての目標だそうです。
現在は5千万円とのことですから倍に増やすということです。
生産者の所得向上につながります。
そのために加工用里いもを出荷するそうです。
傷やヒビが入ったものなども出荷できるようにすることで
作付面積を増やさなくても出荷量を増やすことができます。
大木さんのところでも現在、
収穫した里いもの6・7割しか出荷できないそうなので、
加工用として販売できるようになるととても助かるとのことでした。
里いもはとてもまろやかな味でどの食材、調味料とも相性がいい!
その中でも大木さんの里いものおすすめレシピは「煮つけ」です。
私の家でも作ってみました!(今回は母が作りました(笑))
しっとりとした柔らかさで美味しかったです(*^^*)
だし汁にもとろみが加わり、他の食材にも味が絡みます。
里いもが加わることで“ほっ”とする味わいになりますよね。
他にも小さいサイズの里いもを湯がいて酢味噌や塩をつけて食べると
「やつがい」(大分弁で「晩酌」)のお供に良いそうです。
皆さんも栄養価が高く、何より美味しい
豊後大野の里いもをぜひご賞味ください!
大木さん、佐田さん、有難うございました。
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