今回は、杵築市山香町の地域活性化を目指す団体、取り組みについて山香社中の、多田忍さんに伺いました。
山香車中は今年2月に山香町が抱えている課題を民間の立場から支援しながら後継者の育成を目的に設立されました。
山香地区は、水持ちの良い土壌が多く、昔から良質なお米の産地として知られています。
しかし最近は中山間地という地形の問題等で農業に携わる人の減少が進み、耕作放棄地が増えています。
一度耕作放棄地になるともとに戻すのに長い年月がかかります。
市の統計によると2020年は約377ヘクタールが作付がされておらず、
2016年から67ヘクタール増えているということです。
そこで山香社中では若手農家と連携して休耕田の活用や山香の関係人口増やすため、クラウドファンディングをはじめました。
クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことです。
山香車中の田んぼ再生計画には、一口1000円から寄付することができます。
コースは、お米作り体験コースやおいしいお米が食べられるコース、山香町を知ってもらうコースがあり、
返礼品には、山香で作られたお米や味噌、山香町で手作業で田植えや稲刈り、掛け干しが体験等があります。
自分で米づくりをしたいという方には田んぼを1アールから貸し出すコースもあるんです。
オーナーになると田んぼに名前や好きな文字を入れた看板を設置できたり、
米袋のラベルに名前や好きな文字を入れたマイ米袋を作ってもらえます。
田んぼの様子も毎月1回「お米レポート」としてお知らせしてもらえます。
多田さんは「今回の取り組みで人と人とのつながりが実感できた。イベントでポイントだけでも経験してもらい、
お米作りのハードルを下げて次に繋げていきたい。今回のプロジェクトが上手くいけば、来年はもっと広げて、
休耕田を減らし、より多くの人に山香を知ってもらえたら。」と話していました。
良質なお米の産地である山香町。
「山香の田んぼ再生計画」は、お米作りが初めての方も参加できますし、山香の美味しいお米を食べるだけでも参加できます。
気になった方はぜひ、クラウドファンディングのサイト「sandwitch」をご覧ください。
多田さん、ありがとうございました☆
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