今回は国東市のオリーブについて、JAおおいたくにさきオリーブ部会、河野農園の河野嘉徳さん(25)と
国東市農政課のオリーブ専門員の上田啓太さん(33)にうかがいました。
オリーブは国内で小豆島が有名ですが、地中海式気候に近い温暖な気候をいかして国東市でも栽培されています。
平成20年から栽培が始まり、今年で14年目になります。
JAおおいたくにさきオリーブ部会には、31人が所属し、部会長は河野さんのお父さまです。
河野さんはオリーブの栽培を始められて 7年目。
高齢化による耕作放棄地を減らし、観光性があるオリーブで国東をPRしたいとオリーブ栽培をはじめました。
今は標高300m、2,2ヘクタールの畑におよそ700本のオリーブの木を育てています。
オリーブは日照時間の調整や排水、防虫対策、防風対策など、栽培の難しい点が多いそうです。
上田さんは、オリーブを栽培する為に東京から移住して6年、地域おこし協力隊の活動を経て、
現在はオリーブの専門員として活動をされています。
スタジオに貴重な国東オリーブオイルをお持ちいただきました!
せっかくなので、「オリーブジュニアソムリエ」という資格を取得した河野さんに、
オリーブオイルのテイスティングの仕方を教えていただきました♪
コップを手のひらでふさいであたためると、オリーブオイルに熱が伝わり香りがよりたちあがるということです。
口に含み、舌の上にオリーブオイルをなじませ、スッと息を吸い込むと、マイルドで芳醇な味が広がり、
甘味のあとに苦味、辛味が徐々に感じられました。オリーブオイルに辛味があることに驚きました(^O^)!
そして、今回おこしいただいたのには理由があります!!
国東市のJAおおいたくにさきオリーブ部会のオリーブオイルが
「OLIVE JAPAN 2021 国際オリーブオイルコンテスト」で金賞を受賞したのです!
これまで7回エントリーし、銀賞を5回受賞、今回初めて金賞を受賞しました。
金賞を受賞するのは、スペインやイタリアが多く、日本からの受賞は少ないということです!
上田さんに評価されたポイントをうかがうと、「今回は通常よりも収穫と搾油の時期を遅らせたことで、
マイルドでフルーティーでまろやかな味になったことが評価されたのではないか」と話していました。
今年はおもて年でオリーブの実付きも良く、収量も多かったそうなので、次回のコンテストにも期待が高まりますね♪
今後は、オリーブの生産量を増やして、加工所を作り、
自分でオリーブオイルをブレンドして品質を向上させていきたいとおっしゃっていた河野さんと、
これからも専門員としてサポートを頑張っていきたいという上田さん。
お二人の“オリーブ愛”が伝わってきました☆
100%国東産のオリーブを使った商品は、オリーブオイルの他に塩水漬けや、石鹸、美容クリームなどもあります。
国東オリーブのブランド化がさらに進み、生産も消費も盛り上がるといいなと思いました(*^^*)
河野さん、上田さん、これからも応援しています!! ありがとうございました☆
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