今回は、豊後大野市で創業からおよそ50年。
農業の総合企業シセイ・アグリ株式会社 代表取締役社長の衞藤勲さんにお話を伺いました。
シセイ・アグリ株式会社は「志を持ち、誠を尽くす」を企業理念に白ネギや里芋などを栽培しています。
メインの白ネギはおよそ15ヘクタールの畑で年間およそ400トン出荷しています。
衞藤さんの一番のこだわりは「土づくり」。
研究会を立ち上げ、薬剤を使わず、微生物などが整った土づくりを目指しています。
また、GLOBAL G.A.P.も取得され、農家ではなく法人、経営者として農業に取り組まれています。
大分県はネギの栽培が盛んですが、県全体の農業産出額は減少しており、
昨年には県農業非常事態宣言が出されました。
九州では、園芸品目産出額が100億円を超す品目がある県がほとんどですが
大分県は100億円を超える品目が現在ありません。
そんな中、立ち上げられたのが、「ねぎ産出額100億円プロジェクト」。
衞藤さんも参加し、県と協力してプロジェクトに取り組まれています。
また今後は、高齢化が進み、担い手不足が進む中、労力負担の軽減や、
機械・施設投資の抑制などによる経営の安定化を図るため、
農産物の収穫や耕起等の農作業の請負等を行う「コントラクター事業」にも取り組んでいくそうです。
衞藤さんは「農業は目標を持って、計画的にすると面白い、きちんとすれば儲かるとおもう。
ねぎプロも含めてみんなで大分県の農業を面白くできたら」とおっしゃっていました。
社員と経営理念を勉強し、共有する時間をとったり、地元の小学生と交流したり、
新しく加工品を開発したりとバイタリティー溢れる衞藤さん。
今回は、11年ぶりに番組にご出演いただきましたが、
大分県農業全体のために奔走する気合のあるかっこいい方でした!
またお話をきかせてください!ありがとうございました。(*^▽^*)
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.