和牛のオリンピックとも呼ばれる「全国和牛能力共進会」が来月6日から鹿児島県で行われます。
この大会は5年に1度行われ、全国の優秀な和牛を一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競います。
今年は、全国から優秀な和牛459頭が鹿児島県に集められます。
前回2017年の宮城大会で大分県は「種牛の部」で最高賞の内閣総理大臣賞を受賞し、
過去3大会連続で団体の3位に輝きました。
今年の大会への意気込みを、公益財団法人全国和牛登録協会 大分県支部事務局長の山坂誠さんにうかがいました。
山坂さんは和牛の戸籍や肉の成績などをデータ化&集約し、今後の和牛の改良に繋げていくお仕事をされています。
全国和牛能力共進会では、1~6区の「種牛の部」、6~8区の「肉牛の部」、
特別区の「高校・農業大学校の部」の計9つの部門で審査が行われます。
大分県からは「種牛の部」に13頭、「肉牛の部」に7頭、「高校・農業大学校の部」に1頭、
あわせて21頭が代表として出場します。
今年から新たに「肉牛の部」の7区に、うまみ成分のオレイン酸の多さを競う「脂肪の質評価群」が新設され、
山坂さんは、前回大会の「種牛の部」での日本一に続いて「肉牛の部」でも日本一を目指したいとおっしゃっていました。
期待が高まる今大会でも大分県勢が好成績を残すことでブランド価値の向上や優秀な種雄牛の育成にもつながります。
来月の本番に向けて今、山坂さんをはじめ関係者の皆さんの熱が高まっています。
また「高校・農業大学校の部」が新設されたことによって、次世代を担う若い生産者の育成にも期待が高まります。
山坂さんは「新型コロナの事もふまえながら牛も人も事故なく安全に帰ってこられるように、
そして生産者さんや関係者の皆さんのこれまでの毎日の努力に報いるため、
県代表としていい成績を残すために準備万端で大会に臨みたいです」とおっしゃっていました。
もともと牛が好きで、お世話をするととても穏やかな気持ちになるという山坂さん。
ラジオに出演されるのは初めてとのことでしたが、とっても穏やかで優しい方でした!
これからも応援しています!!ありがとうございました。(*^▽^*)
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