本日のゲストは、音楽愛好家の一宮一成さん。
これまでもゲストで出ていただいたことはありますが、
1曲だけ選んでいただくのが心苦しくありました。
そこで今回は、まるっと番組ぜんぶの選曲をしていただいたんです♪

14年ぶりの日本人宇宙飛行士誕生で沸いている近頃。
テーマは、「宇宙」でお願いしました。



1曲めは、
Across The Universe / The Beatles
宇宙の彼方へ、というタイトル。
アルバム「Let It Be」からですが、
オーケストラやコーラスをそぎ落としたネイキッド（裸）の音源をお持ちくださいました。

2曲めは、
From A Distance / Nanci Griffith
遠くから見れば、世界は青と緑に見える。
あなたは私の友だちに見える。
何のために人々は争うのか。
・・・普遍的な歌詞ですね。
この曲は、スペースシャトルのお目覚め音楽に選ばれました。
宇宙飛行士の1日は、この曲から始まったのです。
（ベット・ミドラーのバージョンも有名ですね）

3曲めは、
Moon Hop/ Derrick Morgan
1969年、アポロ11号の月面着陸にちなんで作られた曲。
月面でぴょんぴょんと跳ねている宇宙飛行士にインスパイアされたのでしょう。
弾んだ曲です♪

4曲めは、
Here Come The Martian Martians / Jonathan Richman & The Modern Lovers
火星人がやって来た！といった内容の曲。
侵略に来たとかではなく、フレンドリーなご訪問。
一宮さんがこのアーティストを知ったのは、鮎川誠さんの音楽評からでした。
鮎川さんは幅広い音楽を聴いてらして、Jamという音楽雑誌に寄稿してらして
それを読んだ一宮さんは、ジョナサン・リッチマンを購入、ハマってしまったのでした。



↑大変貴重な、1980年発行のJam

5曲めは、
恋のミルキーウェイ / サディスティック・ミカ・バンド
太陽系を離れて、銀河の果てに旅立つ曲は、高橋幸宏さんの作品。
ミュージシャンとして駆け出しの頃の高橋さんの曲です。

そして6曲め、エンディングは、
美しい星 / 森山良子
でした。

この日選んだ曲の中には、一宮さんから、
鮎川誠さん、高橋幸宏さんへ、感謝と追悼の意をこめての選曲もありました。

・・・・・

同じ日。
放送の3時間後に、坂本龍一さんの訃報が飛び込んできました。
われわれの世代にとって大きな憧れがまたひとつ、天に召され、この気持ちをどこへ持って行けばいいのか、夜空を仰ぎました。

私たちは、彼らの残した素晴らしい芸術を、次の世代へつなげるお手伝いをしよう。あらためてそう誓った夜でした。

R.I.P.
ご冥福をお祈りします。

一宮一成さん、選曲とご出演、ありがとうございました。
次回のテーマも考えておきますね！

それではまた来週
お相手は、ミチコでした。