アラスカ奥地を旅する、退役軍人と義足の愛犬の、心の【絆】を描く作品です。
数多くの激戦地に従軍した特殊部隊の曹長ジェームス(ブラット・ピット)と、共に戦場を渡り歩き前足を失った偵察犬オーディンは、退役してアラスカ州の奥地を水上飛行機で旅している。実は、ジェームスもオーディンも共に、PTSD<心的外傷後ストレス障害>を患っている身だった。それもあって、症状が出たとき、他人に迷惑をかけないアラスカ州の人気の少ない森の中を旅していたのだ。だが、アラスカの森の上空を飛行中、不慮のアクシデントにより、“魔の領域(ハート・オブ・ビースト)”と呼ばれる、アラスカの人たちも近寄らない奥地に不時着した。立ちはだかる大自然を乗り越え<生きて還る>には絶望的な距離だった。だが、ジェームスは特殊部隊で鍛えられたサバイバル方法を駆使して、100キロに及ぶ生還への峻厳な森を、オーディンと共に走破する。だが熊や狼に襲われ、激流に流されオーディンに救われたジェームスは、体力を消耗して一歩も歩けない状態となる。そしてジェームスは気力を振り絞り、書いた手紙をオーディンに託し『オーディン。これがオマエに命令する最後のミッションだ』と解き放つ・・・。
ほぼ全編、ブラット・ピット扮する中年の元特殊部隊曹長ジェームスと、シェパード犬種の元偵察犬オーディンだけで構成されたこの作品は、最後の最後までスクリーンから目を離せない緊迫したシーンの連続の秀作となっているのです!!アラスカの原始林の雄大な大地の圧倒的な迫力!野生動物の迫力ある描写と相まって、過去の体験で培われたジェームスとオーディンの心の【絆】がフラッシュバック撮影シーンで描かれて、見る観客の心を打つのです。この作品は、間違いなくお勧めの作品です!!
ぼくのチケット代は、2300円出してもいい作品でした。
星印は、4ッ差し上げます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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