今回は、宇佐市の三和酒類が麦焼酎「西の星」の原料である、
大麦「ニシノホシ」の生産者を表彰した話題をご紹介しました。
お話をうかがったのは今年受賞された、
宇佐市赤尾地区の宮本康博さん(60)歳です。
( 画像は授賞式の際のものです。真中が宮本さんです。)
JAおおいたと三和酒類株式会社は麦焼酎「西の星」の原料、
大麦「ニシノホシ」の増産と普及のために産地強化の協定を締結。
「iichiko西の星賞」は、「ニシノホシ」の普及と
焼酎「西の星」の品質向上を目指して、2005年に創設されました。
17回目となった今回は、63件がエントリーし、粒の均一さや、
重さ、精麦のしやすさ、麹の溶けやすさなどの項目で審査され、
宮本さんと、宇佐市葛原地区の元吉堅さんのお2人が選ばれました。
受賞すると生産者の栽培地名を冠して
「西の星ビンテージ」として発売されます。
今年は「西の星2021赤尾」と
「西の星2021葛原」の2種類が販売されています。
地元で生産された大麦を使い、地元でお酒を造る
「地産地消」の取り組みなんですね。
宮本さんは、大麦の生産をはじめて2年目。
およそ9ヘクタールの土地で大麦と小麦を栽培しているほか
二毛作でお米も栽培しています。
宮本さんは元はトラック運転手として働かれていましたが、
ご両親と、お兄さんが亡くなられたことをきっかけに
地元、宇佐市赤尾地区で農業を始めました。
宮本さんが「ニシノホシ」の栽培で苦労したのは土づくりです。
赤尾地区は赤土粘土質の土壌で、水はけが悪いため、
水を下に逃がす排水対策を徹底し工夫されたそうです。
宮本さんは、受賞をきっかけに農業への向き合い方も変わったとの事。
今後は、量より質を大切にして、より良い大麦
「ニシノホシ」を作っていきたいをおっしゃっていました。
「西の星2021 赤尾」は、
フルーティな香りで味わいも豊かでなめらかなのが特徴です。
価格は900ミリリットル1650円で販売されています。
モットーが「人生一回、悔いなき人生」とおっしゃる宮本さん、
とてもステキだなと思いました(^^)
今年の西の星の味をぜひみなさんたのしんでくださいね☆
宮本さん、ありがとうございました!
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