大分いちごの旬入り宣言が先月26日大分市の市の公設地方卸売市場で行われました。
今回は県産いちごの中でも、県が8年をかけて開発したベリーツについて
臼杵市井村のハウスを訪れての現地リポートをお送りしました。
お話をうかがったのは、臼杵市いちご生産部会の部会長の日名子伴介さん(61)と、
JA南部事業部のいちご王子こと、森竹晧平さんです。
臼杵市いちご生産部会は、今年臼杵と野津の2つの地域の部会が統合してできた部会で、
日名子さんは初代の部会長に選ばれました。
いちごの生産を始めて15年目。17.6アールのハウスで栽培をされています。
一般的には25アール、30アールほどの広さのハウスでいちごを栽培するそうですが、
奥様と2人で家族で栽培するにはこの広さがぴったりなのだそうです。
私がうかがった時はハウスの中は25度の温かさでしっかりと温度管理がされていましたが、
今年は原油価格の高騰が続いていて、大変な痛手になっているとおっしゃっていました。
ベリーツは木に勢いがあるので年内収量が多くなるというメリットがありますが、
苗を作る時に病気になりやすいので、雨よけや温度、農薬の散布など管理が大切なのだそうです。
日名子さんは「農業は自分の責任でできるので大変なところもあるが、“やりがい”を持ってできる。
燃料費の高騰など気にかかるが、例年通りに温度調整をして、年内の収穫量をあげて行けたら…」
とおっしゃっていました。
日名子さんが大切に育てたベリーツ。わたしもいただきましたがとっても甘くて美味しかったです!
ベリーツは果肉がしっかりとしていて、赤い色が濃く、甘みが強いのが特徴です。
森竹さんによりますと、今年のベリーツは特に出来が良く、新しく「ドルチェ」という乱形果の規格もできたそうです。
県産いちごは今シーズン1562トンの出荷を見込んでいて、県内と京都などに出荷されるそうです。
森竹さんに美味しいイチゴの食べ方などもうかがっています。
ぜひラジコのタイムフリー機能を利用して聞いてみてくださいね。
ベリーツを使った加工品も続々と登場しています。
クリスマスを前にケーキなどでいちごを食べる機会も増えますよね。
そのまま食べるのが1番ですが、ぜひお菓子作りなどでもベリーツを味わってみてください♪
日名子さん森竹さんありがとうございました(*^▽^*)
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