今回は、第53回大分県農業賞の生産・銘柄産地・6次化部門で最優秀賞を受賞した
JAおおいた豊肥事業部トマト部会から、部会長の後藤敬三さんと、
青年部事業部の八木秀雄さんにスタジオにお越しいただきました。
竹田市荻町は県内で最大のトマトの産地です。
標高500メートルほどの高さの場所にあり、
高地の気候を生かしてトマトの栽培を行っています。
JAおおいた豊肥事業部トマト部会は発足しておよそ50年。
現在は74人の部会員で活動をされています。
一時期は高齢化等により、部会員や栽培面積が6割ほどにまで減った時期もありました。
その苦境を乗り切るために、平成22年にトレーニングファームを設立し、後継者を育成したり、
安定して収入を確保できる栽培モデルを確立しました。
その結果、10年間で新規就農者が17人育ち、後継者も2代目、3代目と増えたそうです。
新技術導入や後継者の育成を行った点が評価されたんですね!
また、JAおおいた豊肥事業部トマト部会では最新の技術を学ぶ勉強会を定期的に開催し、
ハウス内の日射量、かん水の量、気温などをデータ分析し、最適な栽培法を研究しているそうです。
農業を始めてまだ4年目の八木さんは、
「長年の“勘”に頼っていたところをデータ化し見える化することで、若い農業者も良い栽培ができる。
先輩方が築いた勘や知識のプラスαの部分も栽培に活かせて収量の安定化にも繋げられる」
と話していました。
さらに後藤さんたちは九州内の主力市場や店舗に赴き、消費者のニーズを調査しています。
年に3回は市場に出向いているということで、基本的なことですが、
基本的なことを徹底することで産地を維持することができているんですね。
今年発足した青年部もインターネットを使用して市場流通研修会を行い、
荻町のトマトが沖縄にまで届いている事が分かって驚いたそうです☆
この2年間での部会全体の販売額はおよそ9億円を超えました。
後藤さんと八木さんは「賞をいただいた事で、さらに一致団結して部会を盛り上げていきたい。
世代間のギャップはあるが、若い人達と先輩方の関係を保ちながら10億円を目指して荻町を盛り上げていけたら」
とおっしゃていました。
ベテランと若手の結束の強さがすごく頼もしかったです(^^)
次は現地リポートでお邪魔させてください!!
後藤さん、八木さん、ありがとうございました♪
ちなみに…今回は私が番組を担当して100回目の放送でした☆
これからもより良い番組をお届けできるよう頑張ります!
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