今回は大分市にある「木陰のリストランテAdagio(アダージョ)」の
オーナーシェフ熊谷雅彦さんにスタジオでお話をうかがいました。
木陰のリストランテAdagioは食と音楽をテーマとした小劇場風のリストランテで、
古典的な欧風料理と地元の食材を使ったメニューが人気のお店です。
熊谷さんは5年程前に大分の特色を出したカレーを!と、
大分市内の大葉農家さんと一緒に「大分大葉の赤採りトマトのカレー」を考案しました。
今ではお店の人気メニューの1つになっています。
各地のカレーフェスタに出店もされていて、
お客様からの「お土産用も欲しい!」という声をきっかけにレトルトの商品も手掛けるようになり、
「大葉のグリンカレー」や「和風梅カレー」も誕生しました。
パッケージは食と音楽をテーマとしているAdagioらしさが満載です!
そして、昨年新しく開発されたのが「パセリ」を使ったシリーズ!
大分市は西日本屈指のパセリの生産地ですが、コロナ禍の影響で販売額が減少していました。
そこで熊谷さんは、JAおおいたパセリ部会の坂本誉部会長とタッグを組んで、
試行錯誤を重ねようやくパセリシリーズの販売にこぎつけたということです。
今回も「大分パセリカレー」「トマト&レモンカレー」「欧風バターチキンカレー」の3部作で完成されています。
熊谷さんは、坂本さんのパセリ畑に足を運び、
美味しさとパセリ感を出すバランスに苦労しながら試作に励んだということです。
今回はスタジオに「パセリカレー」と「トマト&レモンカレー」の試食をお持ちいただきました♪
いずれもおおいた冠地どりを使っているのが特徴で、
パセリの爽やかな香りがカレーとあっていて本当に美味しかったです!!
「トマト&レモンカレー」には豊肥地区のミニトマトの黄色い「アイコ」を使っているということで、
カレーの黄色味が鮮やかでパセリの爽やかな風味とレモンの酸味でさっぱりとしながら、
黄色いアイコのうま味とコクのバランスが絶妙な美味しいカレーでした!
Adagioのカレーシリーズは、
1月に大阪で行われた全国のご当地カレー100種が集まる催事で4点も選ばれて、
そのうち、「おススメベスト6」にも入るほど人気を得たそうですよ(*^^*)
熊谷さんは、「全国各地で行われるカレーフェスタなどに出店することで、
大葉やパセリが大分を代表する品目という事を多くの人に知ってもらえるのがうれしい。
生産者さんとのコラボは販路の拡大などについても応援してもらえて助けられることも多いです。
小規模でしているからこその商品作りもできるのではと思っているので、
今後も是非提案していただきながら新しいことを本業と併せてやっていけたら」とお話されていました。
熊谷さんのお話をうかがい、大分には魅力的な食材があるということをレトルトカレーを通してぜひ、
全国各地のたくさんの方に知ってもらいたいと思いました。
熊谷さん、ありがとうございました☆
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