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大分県農業賞先進的法人経営部門で最優秀賞を受賞した サニープレイスファーム!

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   2022/03/20

2月の放送では、生産・銘柄産地・6次化部門で最優秀賞を受賞された団体の代表の方をご紹介しましたが、

今回は、先進的法人経営部門で最優秀賞に輝いた、佐伯市女島にある農業生産法人サニープレイスファーム

社長の山田智治さんと、係長の三股直史さんにスタジオにお越しいただきました。

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サニープレイスファームは、港湾運送を手掛けている大分港運が2010年に設立。

リーマンショックによる景気低迷で、本業が苦境にたち、

何かできないかと、当時珍しかった高糖度トマトのフルーツトマトに着目し、農業に参入しました。

現在、広さ1.8ヘクタールの面積でフルーツトマト「朱々」を水耕栽培しています。

初めの3年間は糖度が安定せず、試行錯誤の繰り返しで大変だったそうですが、

「低段密植栽培」を取り入れ、塩分によるストレスを与えることで甘味を引き出すという

スパルタな栽培方法で、今では年間を通して安定した糖度のトマトを収穫できるようになりました。

スパルタに育てられた「朱々」。スタジオに持ってきていただきました♪

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真っ赤に色づいて、美味しさの印の「スターマーク」が光っていました。

食べてみると、皮がパリッとしていて、塩味と甘さ、どちらも楽しめるとっても美味しいトマトでした!

サニープレイスファームでは栽培ハウスを9ブロックに分けて周年で栽培されています。

一般的にトマトは周年栽培ではないのですが、収量が落ちる時期には

ハウス内に霧を噴霧し気化熱で温度を下げる対策等を取り入れ収量を増やしました。

周年で出荷でき、溶液栽培で土を使わない為、作業負担が低いので、パートさんたちが1年を通して働くことができ、

地域の雇用も生み出して定着率も良いということです。

また、親会社の大分港運のネットワークを使い、独自の販売網を確立。

高値での取引を実現する事ができ、2020年度は、1億円を売り上げたそうです!

佐伯市内の農業法人で億円売り上げる企業はサニープレイスファームだけなんだそうですよ。

現在は農業の企業参入のモデルとなっていて多くの方が視察に訪れているということです。

三股さんは、トマトの栽培が成功するまでの日々を振り返りあらためて受賞の喜びをかみしめていました。

社長の山田さんは「今後はSDGsに沿った取り組みを展開できたら」とおっしゃっていました。

山田さん、三股さん、お話を聞かせていただきありがとうございました。

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次回はぜひハウスに伺わせてください(*^▽^*)

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