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臼杵産の生姜を使った臼杵煎餅

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   2022/05/22

おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業

今回は、私の取材リポートをお送りしました。

お話をうかがったのは、臼杵市深田にある大正8年創業、後藤製菓の5代目代表 後藤亮馬さんです。

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後藤製菓は、大分県を代表するお菓子、臼杵煎餅を製造しています。

臼杵市内外に臼杵煎餅の会社は7社ありますが、後藤製菓は創業から今年で103年目。県内最古の歴史を誇ります。

臼杵煎餅と言えば生姜のピリッとした辛味と優しい甘さが特徴ですよね。

後藤製菓では100%臼杵産の生姜を使用していて、有機生姜も積極的に取り入れています。

今年は生姜の栽培にも取り組み、後藤さん自らが畑を借りて生姜の栽培を始めたそうですよ。

今回は後藤製菓の工場にお邪魔して製造風景を見学させてもらいました♪

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工場では、焼き立ての素焼きした煎餅をいただきましたが、あたたかくて素朴な味わいでとってもおいしかったです(^^)

焼き上がった煎餅に職人さんが特製の刷毛で生姜のしぼり汁と砂糖を混ぜた生姜蜜を

手作業で一枚一枚塗る工程を間近で見ることができました。

後藤さんは「塗るというよりは擦り描くという感じで、一枚一枚手作業なので個性があります」と話していました。

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後藤製菓では、伝統の製法で作られる臼杵煎餅の歴史を紡ぎながら、

若い世代にも伝統のお菓子に親しんでもらおうと、新商品の開発にも力を入れています。

フードロスの取り組みから誕生したのが「ジンジャーパウダー」。

臼杵煎餅に欠かせない生姜ですが、生姜の搾りかすはこれまで廃棄されていました。

これを何か別の価値に展開できるのではないかと開発されました。

生姜の辛味を感じつつ、生の生姜より手軽に飲み物や料理に使うことができます。

また、昨年発売された県産イチゴ「ベリーツ」を使った「チョコクランチ」は素焼きの臼杵煎餅を砕いたものに

チョコレートをコーティングした商品でベリーツのパウダーがふんだんに使われています。

ベリーツの他に有機生姜味と有機抹茶味も楽しめます♪

そして現在は、大分空港が宇宙港に選ばれたのをきっかけに、大分発の「宇宙食」にも挑戦中で、

宇宙空間で飛び散らないよう臼杵煎餅を一口サイズにするなど開発を進めているそうです。

大分の臼杵煎餅が宇宙で食べてもらえると考えるとワクワクしますね!!(*^▽^*)

端正なルックスから「せんべい王子」と呼ばれ親しまれている後藤さん。

「コロナ禍で苦しい時もあったが、改めて考えるきっかけになった。

臼杵煎餅をはじめ、地元の食文化、臼杵生姜をこれからも紡いでいきたい。

農業など挑戦を続けつつ6次産業化しながら事業の発展が地域に循環していけるようなシステムを

実現させながら“おいしい”の笑顔を届けたい」とおっしゃっていました。

私も取材を通じて、臼杵煎餅の裏側を知り、ますます臼杵が好きになりました!!

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後藤亮馬さんありがとうございました!!

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