今回は、大分市佐賀関にあります古山乳業の代表取締役社長、古山信介さんにこだわりの乳製品の魅力についてうかがいました。
古山乳業は1915年(大正4年)創業の老舗です。
佐賀関に精錬所が建設されるのを機に、佐賀関で働くために全国から集まった人たちの健康を支えようと創業しました。
創業当時は穀物中心の食文化だったので、酪農・乳業に取り組む事はとても珍しい事だったそうです。
古山さんは関東で食品会社に勤められた後、平成9年にUターンし4代目社長に就任しました。
「できるだけ生産者の顔の見える美味しい牛乳を届けたい!」と、創業以来地元の酪農家さんと牛乳づくりに取り組み、
乳処理工場のモデル設備の設立や、工場を増築する事によって古山乳業の商品はより私達消費者にとって身近なものになりました。
今回は地域に根差した商品2つを紹介していただきましたよ♪
まずは、小中学校の指定給食牛乳に選ばれている牛乳「こやま大分っ子牛乳」です。
大分市東部や臼杵、津久見などの学校給食で提供されています。
商品のパッケージには県のマスコットキャラクター「めじろん」があしらわれ、
大分県内で試合があった2002年のサッカーW杯と2019年のラグビーワールドカップカップにちなみ、
めじろんがサッカーボールを持ったりラグビーボールを持ったりとにぎやかで親しみの沸くデザインです。(*^▽^*)
毎日子どもたちの目にふれるものだから大分の“レガシー”を自然に感じてもらいたいという古山社長の想いが込められています。
飲み終わった牛乳パックは回収し固形燃料などにリサイクルする取り組みを行っています。
もうひとつは、「かぼす生乳ソフトヨーグルト」。JA全農おおいたとコラボして開発された商品です。
こちらは100%大分県産のかぼすパウダーが使われていて、
かぼすの爽やかな香りとコクのあるヨーグルトの美味しさが存分に楽しめる一品です!
近年、後継者不足や、牛乳以外の飲料との競合、円安による飼料の高騰などによって
乳業の分野では生産も消費も低迷し厳しい状況が続いていますが、
古山さんは牛乳の消費をPRするため県庁を訪問して乳製品の消費を促す活動にも力を入れています。
「生産者の方とコミュニケーションをとってこれからも良い商品を作っていきたい。
消費者の皆さんの健康づくりの中にぜひ地元の乳製品を取り入れていただけたら…」とおっしゃる古山さん。
とっても穏やかな語り口が印象的でした。
古山乳業の商品は県内のトキハインダストリーやマックスバリューなどの店舗で購入することができます。
おいしさを追及する熱意がつめこまれた商品の数々ぜひお手に取ってみてください☆
古山さんありがとうございました。(*^▽^*)
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