今回は、別府・日出・杵築の農業青年の活動について、
日出地域農業青年連絡協議会の会長、恒松敬章さんとOBで指導農業士の田畑修一さんにお話をうかがいました。
日出地域農業青年連絡協議会は、やる気のある農業青年を支える組織です。
農林水産祭への参加やプロジェクト発表大会への取り組み等を行っていて、
現在はえごま栽培のプロジェクトにも取り組まれています。
恒松さんは普段、野菜の栽培やお饅頭の販売を行っています。
最近はアフリカンサファリと連携して“さとうきび”を象の餌として栽培もされています。
およそ36アールの休耕田を活用してサトウキビを7トン収穫されたそうですよ☆
以前は沖縄からカットされ、冷凍されたものを与えていたそうですが、
新鮮な長い状態のさとうきびを食べられて、アフリカンサファリの象たちも喜んでくれているようですよ(^^)
一方、田畑さんは、杵築市山香町西鹿鳴越地区で酪農をされています。
今年は餌のコストや燃料、電気代の値上げに続き、乳製品の値上げも受け、大きな打撃を受けましたが、
“命を預かっている仕事なので”と体験会を開催するなど、
酪農・牛乳についてより多くの人に知ってもらおうと意欲的に活動されています。
実は、牛乳は冬が美味しい時期なんだそうですよ(*^ノ∀^)
こんなお2人が所属する(していた)日出地域農業青年連絡協議会。
多い時には15人程所属していましたが、現在の会員数は5人しかいない状態なのだそうです。
お2人は、農業青年組織に関わることにより、経営についてのノウハウなど、
生産物の枠を超えてコミュニケーションを広げることができたそうです。
「この組織は横の繋がりを大切にしている組織で、同世代の仲間を作って情報交換しながら活動をしています。
一生の仲間ができると思うので、興味を持った方、是非、話だけでも聞いていただけたら…」とおっしゃっていました。
「一生の仲間」というだけあって、田畑さんと恒松さんの仲の良さが伝わってきました(^^)
農業の青年組織は、過疎化の進む地域の若い力として、今後ますます大切なものになりそうですね。
恒松さん、田畑さん、ありがとうございました!
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