今回は県内各地を訪れてのリポートをお送りしました。
お話は臼杵市野津町八里合で有機栽培でお茶を栽培し加工販売まで一環して行っている
株式会社 高橋製茶の代表取締役社長、高橋雄三さんにうかがいました。
高橋製茶では、約8ヘクタールの畑で「やぶきた」や「さえあかり」など9品種のお茶を栽培しています。
臼杵市は化学肥料や農薬を使わない有機農業が盛んで、独自の認証制度を設けていることでも知られています。
高橋製茶では、平成に入ってから有機栽培をはじめました。
髙橋さんのお父様、英雄さんが、畑で作業中に農薬を誤ってかぶってしまい、
農薬の有害性を実感したことが、有機栽培を始めるきっかけとなったそうです。
農薬を一切使っていないため、除草作業が追いつかなかったり、コストがかかるなど、ご苦労も多いそうですが、
あきらめずに根気強く続けたことで、土の中の微生物が活性化しお茶の木も強くなったということです。
高橋製茶は、2001年に大分県内で第一号の有機JAS認証を取得。
2012年に公開された映画「種まく旅人~みのりの茶~」では英雄さんがモデルとなり、高橋製茶の茶畑でロケが行われました。
今回は高橋製茶のお茶を3種類、試飲させていただきました。
緑茶、有機ギャバ茶、和紅茶です。どれも渋みやえぐみが少なく、甘く、まろやかでおいしかったです!
自分用にいくつか購入しました(*^^*)
それぐらいおいしいのです!!
高橋製茶では、緑茶をメインに約50種類販売されています。
現在はフランスからも定期的に発注があるそうですよ。
ここ最近は新型コロナウイルスの影響でお茶の販売額は減っているとのことですが、
高橋さんは「お茶を団らんの時間にぜひ楽しんでもらいたい」と話していました。
今年3月には、有機のお茶やスイーツを楽しむことができる、「みのりの茶cafe」がオープンする予定です。
窓から茶畑を眺めながらゆっくりとお茶をいただく…素敵な時間が過ごせそうです♪
お父様の想いを受け継いで、おいしくて安全なお茶を消費者に届ける高橋さん。
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!!
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