今日は九州農政局大分県拠点参事官の陶山善広さんにお話を伺いました。
陶山さんは大分に赴任して2年目。
プライベートでは魚釣りを楽しんでいらっしゃいます♪
最近は、かわはぎや太刀魚を釣ったそうです
陶山さんの仕事は、現場と農政をつなぐ業務として、JA、市町村、県などの関係者への周知・情報発信を行い、意見や要望を汲み上げています。
有意義な意見は、農林水産省へ報告。施策検討の際の参考となります!
今回は「みどりの食料システム戦略」について教えていただきました。
「食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現」という目標の基、令和4年7月に施行されました。
本年改正された食料・農業・農村基本法の4本柱の一つ「環境と調和のとれた食料システムの確立」に該当し、
持続可能な食料システムの構築に向け、中長期的な観点から、「調達」、「生産」、「加工・流通」、「消費」の各段階の取り組みと
カーボンニュートラル等の環境負荷低減のイノベーションを推進というものです。
2050年までに目指す姿は
・農林水産業のCO2ゼロエミッション化
・化学農薬の使用量を50%低減
・輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料を30%低減
・有機農業取り組み面積の割合を25%拡大
などです。具体的な取り組みは
・資源・エネルギー調達における脱輸入・脱炭素化・環境負荷低減の推進。
・イノベーション等による持続的生産体制の構築
・ムリ・ムダのない持続可能な加工・流通システムの確立
・環境にやさしい持続可能な消費拡大や食育の推進です。
中長期的な目標実現のため、農業者のインフルエンサーの方たちと協力してSNSで発信をし、
若い世代の皆さんに知ってもらう取り組みもしています。
これらの活動はすぐには変化がないかもしれません。
みんなで続けることで、良い状態で未来の子どもたちにバトンを渡せます☆
私たちも「自分ごと」としてとらえ、目標実現のために何ができるのかを改めて考えてみませんか(^^♪
陶山さん、ありがとうございました!
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