今回は取材リポート♪お話を伺ったのは豊後大野市大野町にある有限会社育葉産業 取締役の栗田貴宏さんです。
およそ70アールのハウスを訪れると、まず目に入るのは、大きさの異なるみつばが整然と並ぶ美しい光景。
育ち具合によって管理されているみつばが一面に広がります。
育葉産業のみつばは『美水みつば』として西日本トップクラスの生産量を誇ります。
ハウスでは、気温や降雨を自動で感知し、開閉を行う最新の環境制御システムを導入。
さらに、土を使わずに水耕栽培を行うことで、より精密な管理と高効率な生産が実現しています。
こうした育葉産業の取り組みは、外部からもその成果が認められ、各種の表彰を受けてきました。
さらに、農場の安全性と信頼性を示す「J-GAP(農業生産工程管理)」の認証も大分県で初めて取得しました。
栗田さんは全国の中小企業や小規模事業者の後継者が既存の経営資源を活かしながら、
新規事業のアイデアを競い合うピッチイベント「第5回アトツギ甲子園」にも出場。
その熱意と構想力が高く評価され、見事に優秀賞を受賞しました。
栗田さんは「ゼロからではなく、すでにあるものを引き継ぐ立場だからこそ見える課題がある」と話します。
整った設備や信頼あるブランド、培われたノウハウを継ぐ一方で、それらを守りつつ、
時代の変化や顧客ニーズに応えていく柔軟さと決断力が問われるのです。
積み上げられた価値を次の世代につなぐ責任とやりがいがあると語ります。
現在では、地域や農業の未来を考えたイベントの開催にも精力的に取り組んでおり、
経済産業省が新設した「アトツギ甲子園地域アンバサダー」にも任命され、“アトツギ”の輪を広げています。
「次世代に誇れる農業」を目指して、日々前進を続けています。
みつばは日本原産の品種なので日本料理との親和性が高いそうです。ぜひ毎日のお料理に取り入れてみてください♪
栗田さん、ありがとうございました!!
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