今回は、第47回大分県農業賞の
企業的農業経営部門法人経営の部で
最優秀賞に輝いた方のところへお邪魔してのリポートでした。
豊後高田市にある冨貴茶園社長で
大分県茶業協会会長を務める永松英治(ながまつ えいじ)さん
息子の紀征(のりゆき)さんにお話を伺いました。
英治さんは、47年前に茶園の跡を継ぎ、
初めは2haだった茶畑を今では14haまで拡大。
県内のお茶産業は市場がないため、
永松さんのところでは、個人で必要な機械を揃え、
生産・加工・販売の6次産業に早くから取り組んでいます。
機械を拝見しましたが摘み取り機や乾燥機、選別機など、
大きな機械が何台もあり、美味しいお茶づくりへのこだわりを感じました。
それと、同時に初期投資や維持費はとても大変なものだっただろうな・・・
と想像できました。
これまで何度も苦しいときもあったそうですが、
家族、従業員とともに乗り越えてきたそうです。
様々なお茶の商品化にも取り組み、
高級茶「かぶせ茶」を使ったスティックタイプの粉末茶もありました!
湯呑にかぶせ茶の粉末を入れ、上からお湯を注ぐだけで完成です。
永松さんは、
「お茶離れの一助になれば・・・」と開発したそうです。
その他にも、飲料メーカーのお茶用茶葉の栽培などを行い、
平成25年には、全国で初めてとなる栽培から製品化までの全工程で、
食の安全などに取り組む農場に与えられる
J-GAPにも認定されました。
47年間で茶園を守り、
さらに新しいことにもチャレンジされてきた永松さん。
「大分の人にもっともっと大分県産茶の美味しさを感じてほしい」と
話していました。
さらに、永松さんは10年前から「牛の放牧」も始めました!
そのお話は次週お送りします。お楽しみに~★
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.