新茶のシーズンということで、因尾茶の話題をお送りしました。
佐伯市本匠から
大分県茶業協会 会長
佐伯市本匠因尾茶生産組合 組合長
小野農園 小野隆壽(おの たかひさ)さんにお越しいただきました。
今年の新茶は、例年に比べると収穫が遅くなりましたが、
味はよくのって、美味しいお茶が出来ているそうです。
県の北部では、まだ茶摘みの最中のところも多く、
お茶農家さんはお忙しい時期を迎えています。
佐伯市本匠の因尾茶は、400年以上の歴史あるお茶です。
また、現在は「釜炒り茶」の産地として注目されています。
「釜炒り茶」は、生産量が国内の1~2%といわれており、
現代ではとても貴重なお茶になっています。
その名の通り、釜で炒ったお茶で、
煎茶に比べて香ばしさとさっぱりとした渋みが特徴です。
スタジオでも、新茶・因尾茶の釜炒り茶をいただきました!
一口含んだ時にふわっと広がる香ばしい香りと、
まろやかな甘さがあり、とても美味しかったです!
小野さんは、釜炒り茶の他に、紅茶も製造しています。
ブレンドした茶葉を使った和紅茶は、深い茶葉の香りと、
ほのかな甘みを感じ、こちらも美味!
三角パックになっているので、
お湯を注ぐだけという手軽さも嬉しいポイントです!
小野さんは、「若い人のお茶離れも進んでいるので、
パック入りのお茶の開発にさらに力をいれたい」とおっしゃっていました。
また、因尾茶生産組合の組合員数は、現在約90名。
人数が多いように感じますが、平均年齢は70歳以上で、
後継者不足という課題があります。
若い人がもっとお茶を好きになって、
後継者として活躍してくれる人が増えて欲しいです!
小野さん、有難うございました!
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