今回は、大分県が全国の生産量の9割以上を占める
“かぼす”の話題でした。
臼杵市乙見(おとめ)のかぼす生産者
JAおおいたかぼす部会 部会長
藤原輝幸(ふじわら てるゆき)さん
にお越しいただきました。
藤原さんは、現在52歳。
お父様のかぼす農園を継ぎ、
今年で24年目になるかぼす農家さんです。
ハウスと露地のかぼすの栽培の他に、
お米や椎茸なども作っています。
今月は、いよいよ露地かぼすが旬入りします!
かぼすは3月中旬~8月初めはハウス、
8月半ば~10月にかけて露地、
10月末~3月半ばは貯蔵したかぼすが販売されています。
露地のかぼすは、色が濃い緑色で果汁たっぷり!
クエン酸とビタミンCが多く含まれているので、
夏バテ予防にぴったりです!!
大分県民にとっては、もうおなじみで、
みなさん色んな使い方をしていると思いますが、
藤原さんのこの時期おすすめの食べ方は、
そうめんやところてんに絞ることだそうです。
現在、県内のかぼす部会員は570名。
年々高齢化が進んでおり、
新規就農者の開拓が今の課題です。
そんな中、嬉しい報告が!!!
今年5月、大分のかぼすが
農林水産省が認定する“GI認定”に登録されました!
“GI”とは、地理的表示保護制度のことを言います。
これは長年培われた特別の生産方法や
生産地の特性を生かして作られた産品に対して、
国が「お墨付き」をくれる制度です。
これにより産品の付加価値が高まり、
ブランドとしてより認められたものとなります。
認定基準を満たしたものにだけ
“GIマーク”を使うことが認められます。
大分のかぼすは、
“緑色のかぼすを一年通して流通できること”が評価され、
今回の認定に至りました。
「今後は、この“GI認定”を活かして、
かぼすの輸出にも取り組んでいきたい」と
藤原さんはおっしゃっていました。
いつの日か「かぼす」を使ったお料理が
世界中で食べられるようになるかもしれませんね(^ワ^)
藤原さん、有難うございました!!
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