今回は、玖珠・九重エリアで注目を集めている
トマト農家さんの話題でした。
玖珠郡九重町から
株式会社興譲館 CEO 松田耕治(まつだ こうじ)さん
にお越しいただきました。
松田さんは、大阪府枚方市出身の38歳。
トマトの栽培を始めて6期目になる農家さんです。
以前は、湯布院や京都、八街道の小樽などで、
人力車の車夫をされていました。
30歳の時に転職をし、
10代の頃から興味のあった農業の道へ進みます。
異色の経歴を持った松田さんですが、
今シーズン、玖珠美山高校の生徒が特許を取得した
バークマットを使ってのトマト栽培に取り組みました。
バークマットとは、杉の木の皮を細かくし、固めたものです。
写真で拝見すると、四角い座布団のような形をしていて、
その上に直接トマトのポットを置いて栽培するそうです。
日田や玖珠エリアの特産品である杉は、
材木として加工した後、樹皮が残ります。
その樹皮は、焼却処分することが出来ないため、
何か活用できないかと考えて作られたのがバークマットです。
また、このバークマットを使ってトマトを栽培することにより、
大きさや糖度が安定することが分かってきました。
今年松田さんのハウスでは、
厚さ3、5、7センチのバークマットを使い
試験栽培をしたところ、一番厚さのある7センチが、
気温の影響などを受けにくく、栽培が順調に進んだそうです。
今後も玖珠美山高校の生徒や先生と一緒に、
このバークマット栽培の取り組みを続け、
トマト農家さんの発展に繋がれば・・・とお話していました。
また、松田さんは来年以降学習塾を開校するそうです!
現在、その構想に向けて準備中ということでした。
農業、そして学習塾の両立、頑張って欲しいです!!
今後も注目しています!!
松田さん、有難うございました!!
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