新緑の季節になりましたね。
この時期一年で最も忙しいのがお茶の生産者さんです。
県内でも一番茶の摘み取りが始まっていて、
いよいよ新茶のシーズン到来です。
ということで今回は、お茶の栽培、研究の専門家
大分県農林水産部園芸振興課の
清原祥子(きよはら しょうこ)さんをお招きして
大分のお茶についてお話をうかがいました。
清原さんは、日本茶インストラクターの資格も持っているなど
日本茶のプロなんです。
日本茶インストラクターは、
お茶の効能などの知識を知っているだけでなく
茶葉を見て、摘んだ順や品質の良さを見極めることができる
まさに、日本茶のスペシャリストなんです。
そんな清原さんにおいしい日本茶の淹れ方も教わりましたよ。
まずポイントはお茶の温度。70度前後がいいそうです。
熱いお湯だと苦みが強くなってしまうそうですよ。
今回は湯冷ましをお持ちいただきました。
ポットのお湯を一旦湯冷ましに入れて
その後、湯飲みに移し、そして、急須にいれる。
このひと手間がおいしさの秘密だそうです。
お茶を淹れるとき、1番のポイントは最後の一滴!
最後の一滴に、おいしさが凝縮しているんです。
急須を振って、最後の一滴まで注ぐことが
おいしいお茶をいれるポイントなんです。
せっかくの、うま味が凝縮された最後の一滴も
ずっと急須の中に入れておくと渋くなってしまうんだそうです。
そうして清原さんが淹れてくださった日本茶をいただきました。
自分で入れた日本茶より、うーんと美味しい。
まろやかな甘みとうま味がありました。
ゆっくり淹れたことでアミノ酸が出ているため、
うま味が強いんだそうです。
日本茶を飲むとほっとしますね。
日常の中に、急須で淹れた日本茶を飲んで、
ほっと安らげる時間を持ちたいものです。
大分県内、各地に茶どころがあります。
最近、生産面積はどんどん大きくなっており
その伸びは日本一なんだそう。
大注目ですね。
そんな大分県産茶、普段は、スーパーや道の駅などで購入することができますが
実は、5日と6日に開かれるイベントでも購入できるんです。
「おおいた新茶マルシェ!~できたての県産新茶が大集合~」です。
場所は大分農業文化公園の正面ゲートエントランス。
時間は、午前10時から午後3時までです。
美味しい大分県産茶を皆さんも味わってみてくださいね。
清原さん、有難うございました!
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