今回は、県オリジナル焼酎用大麦新品種「トヨノホシ」の話題でした。
麦は、小麦や味噌、醤油など様々な用途に応じた種類があります。
今回は、「焼酎用」の大麦です。
お話を伺ったのは、
大分県農林水産部農地活用・集落営農課の
出口奈吾(デグチ ダイゴ)さんと
四ッ谷酒造有限会社
専務取締役の四ッ谷岳昭(ヨツヤ タカアキ)さんです。
トヨノホシの特徴は3点あります。
まず1点目は、生産しやすいということです。
病気に強い。反収が多い。倒伏しにくい。という理由からです。
2点目は、焼酎にしやすいということです。
粒が大きく、作業がしやすい。
でんぷんが多く、アルコールを出しやすい。
という理由からです。
3点目は、蔵元の個性が出しやすいということです。
各メーカーごとに違った味わいに仕上がっているそうです。
これまでは麦焼酎専用の麦はなかったそうです。
なぜ、開発をしたのかといいますと、大分県は、日本有数の麦の産地であり
多くの蔵元で麦焼酎が作られています。
焼酎に向いた大麦がないなら作っちゃおう!
ということで開発が始まったそうです。
麦づくりは米農家さんの裏作にもなり所得向上が見込まれます。
このトヨノホシの開発に四ッ谷酒造の四ッ谷さんも加わっています。
麦焼酎を作る蔵元も開発から携わっているからこそ
焼酎造りにあった大麦ができたんですね。
生産規模も、扱う蔵元も年々増えています。
皆さんもぜひこちらの首掛けを見かけた際はお手に取ってみてください。
出口さん、四ッ谷さんありがとうございました。
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