今回は、現地を訪れての農業リポートをお送りしました。
訪れたのは、日田市の梨の生産者!お話を伺ったのは、日田梨研究同志会
会長の財津茂寿(ざいつ しげひさ)さんと
会員の小埜準平(おの じゅんぺい)さんです。
日田梨研究同志会は、日田梨生産者の後継者グループです。
平均年齢39歳で、25人の会員がいます。
昭和44年に発足した、50年の歴史のある組織です。
甘くておいしい日田の梨。
日田梨部会では、年間に9品種の梨を生産しています。
現在は、「あきづき」の収穫が終わって
これから「新高(にいたか)」の収穫が始まるという状況だそうです。
あきづきは、みずみずしくて、甘さと酸味のバランスが良かったです。
さらっとした、果物らしい甘さがありました。
先日のゲスト、八百屋永吉の永吉さんがオススメと言っていた、
南水という品種も食べました。
あきづきより、濃厚な甘さで美味しかったです。
今年は、雨が多く収穫が大変だったそうですが、
自信をもって出せる味に仕上がったそうです。
(落としてある梨を指さし「これは食べられますか!?」と聞く矢田さん。)
日田梨部会では、多い時1日に60トンもの量を出荷します。
九州・関西・関東など全国に出荷されるだけでなく
台湾、ベトナム、香港、シンガポール、タイなど海外へも出荷されます。
1キロ2500円で販売されることもあるんだとか!!!
美味しい!と、とても評判がいいそうです!
日本の!しかも大分の!日田の!梨が
海外でそんなにも評価されているなんて
誇らしくうれしい気持ちになりました。
他にもお二人においしい梨の見分け方や、保存方法なども伺いましたよ!
ぜひ、radikoでおききください!!
そして、放送で矢田さんが必死に伝えていた、
『一列にまっすぐ並んだ』『びよーん』『ぐいーん』と植えられた
小埜さんのところの梨の木。
こういうことです。↓
よく見る梨の木は、1本の幹から3本に枝分かれしますが
この方法は、1本のまま、途中で直角に曲がっています。
この曲がっている様子が『びよーん』『ぐいーん』の正体でした(笑)
動線を1本化することで、作業を単純化しているそうです。
また、簡単な仕立てなうえ
従来の育て方より早く実がつくというメリットがあるそうです。
100年の歴史のなかでも、このように技術はどんどん進化していることに驚きました。
新しいことにチャレンジをしたりと
今まで続いてきた梨生産の歴史を自分たちが引き継いでいくんだ、
というお2人の強い気持ちを感じました。
これからも日田梨の大ファンです。
財津さん、小埜さんありがとうございました。
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