今回は、今となっては珍しい「手もみ茶」の話題でした。
お話を伺ったのは、中津市耶馬渓町からお越しいただいた
日本茶インストラクターで茶師の
合同会社 お茶の川谷園の川谷哲也(かわたに てつや)さんです。
手もみ茶とは、機械を使わずに手作業でお茶の葉を1枚ずつ
針のような形に仕上げる伝統的なお茶のことです。
川谷さんは、4年前にお茶の本場、静岡で行われた
全国手もみ茶品評会で1等3席、
8年前には1等第1席にも輝いていて
西日本ではただ1人の「茶聖」に認定されています。
大分で手もみ茶を生産している人は川谷さんだけだろうとのこと!
すごい方です!
川谷さんから、手もみ茶には4つの感動と驚きがあると
教えてもらいました。
1、葉の形状
茶葉を見ると、2,3センチほどの針のようでした。
指に刺してみると、わずかに痛みも感じるほど先端はとがっています。
折ろうとしても堅くて簡単にはおれませんでした。
針の穴に通るほど細い茶葉でした。
2、注いだ時の色
日本茶というと、緑色を思い浮かべる人が多いかと思いますが
手もみ茶を注ぐと・・・黄色みがかった透明!!
白ワインのような、シャンパンゴールドのような色で
とっても美しいです。
3、味わい
色を見たところ、味はあまりしないのかな?と思ってしまいますが
飲んでみると、甘さとうま味がたっぷり!
香りも、今まで飲んだお茶の中で断トツで濃い香りでした。
見た目とのギャップに驚きです。
4、茶殻
この手もみ茶をお湯に入れると葉が開いて1枚葉になります。
元の葉の形に戻るなんて驚きですし、
少しも欠けないように丁寧にもんであることに驚きました。
手もみ茶を川谷さんが入れてくださる様子に
私たちは興味津々で目が離せませんでした。
今までで1番手もみ茶をもんだときは9時間の時間をかけていましたが、
最近は6時間で終わるように
空気の含ませ方などを計算しながらもんでいるそうです。
そして、川谷さんからお茶のプレゼントをいただきました!!
応募に必要なキーワードや応募方法は、番組内で紹介しております!
ぜひ、無料アプリ「radiko」のタイムフリーで聞いてご応募ください!
川谷さん、ありがとうございました。
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.