今回は、第46回大分県農業賞の企業的農業部門 個人経営の部で
最優秀賞に輝いた牧場を尋ねました。
九重町にある矢方牧場です。
お話を、矢方盛士(やかた せいじ)さんに伺いました。
矢方さんがご家族で経営する矢方牧場は、九重町の田野にあります。
九重“夢”大吊橋にほど近い雄大な飯田高原です。
県内でも有数の規模で肉用牛を飼育しています。
矢方さんのもとで育てられた子牛は、その後肥育農家さんに育てられます。
矢方牧場には、親牛・子牛合わせて約180頭います。
わら・牧草は飯田高原の自然を活用し、100%。
また、子牛に飲ませるミルクは機械を導入しており、
しっかりと子牛の体調管理に目を配っています。
また“1年に1頭産む”繁殖農家としては理想ともいえる「1年1産」をほぼ達成しているそうです。
後継者育成にも力を入れていて、研修制度も行っています。
こういったポイントが評価され、今回大分県農業賞に選ばれました。
30歳の時に、土木関係の仕事を辞め、ご実家を継いだ矢方さん。
当時は、5頭しかいなかった牛も今では約180頭まで増えました。
ここまで歩んでこられたのもご両親や奥様など家族の支えがあったからだとおっしゃっていました。
今後は、県内の畜産の生産の維持や後継者不足の解消、
おおいた豊後牛の普及活動など、課題は少なくありません。
男気あふれる雰囲気の矢方さんが、
引っ張って行ってくれるのだろうなと思います。
矢方さん、ありがとうございました!!
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