今回は、桜の話題でした。
竹田市から
大賀園芸 大賀英幸(おおが ひでゆき)さん
にお越しいただきました。
大賀さんは、70歳。
桜の栽培を始めて約30年になります。
現在県内に、桜の生産者は大賀さんただお一人です。
元々九州でも各県に数人しかいなかった生産者さんが
高齢化のため廃業していき、今では数えるほどになりました。
大賀さんの農園では、13種類の桜の栽培をしています。
また、一年を通して花の栽培を行っており、
桃や吾亦紅、正月用の梅などなど、種類も多種多様です。
現在後継者の息子さんに、大賀さんの技術を継承しながら、
新しい桜の開発にも取り組んでいます。
今では、東京の有名ホテルや
テレビ局のスタジオを飾る大賀さんの桜ですが、
植えた当初は収入も入らず、
栽培も難しいため大変苦労されました。
桜は、植えてから花がつくまで最低5年、
商品としてきちんとした花を咲かせるとなると10年、
長いものでは20年、30年かかるそうです。
それでも、毎年この時期になると待ち望む桜を
大賀さんの自身の手でどうにか咲かせて、
多くの方に喜んでもらいたかったそうです。
スタジオにも、フジザクラの一種を持ってきていただきました。
しっかりした枝ぶりの先には、淡いピンク色の花。
スタジオの空間をふんわり柔らかい雰囲気にしてくれました!
東日本大震災の後には、復興への力添えになるようにと、
全国各地から東京有楽町に桜の花を集め、
展示するというイベントが行われました。
大分県代表は、もちろん大賀さんの桜。
少しでもみなさんの心を癒せたらという想いだったそうです。
あと10年で、ピンク色の濃い新品種の桜を作りたいという大賀さん。
その夢の花を咲かせて、さらに多くの人を喜ばせてくださいね!!
大賀さん、ありがとうございました!!
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