今回は、今年度の大分県農業賞に輝いた団体をご紹介しました。
JAおおいた営農部園芸課指導員
水内勇(みずうち いさむ)さん
にお越しいただきました。
水内さんは、
今年度の大分県農業賞で最優秀賞を受賞した
JAおおいたGAP研究会の指導を担当されました。
まず、GAP(ギャップ)とは、
Good Agricultural Pracriceの略で、
「農産物の生産工程管理」を意味します。
農産物の安全を確保し、
よりよい農業生産を実現する取り組みのことです。
100以上もある厳しいチェック項目をクリアした、
農家さんや団体だけが認定されるもので、
2020年の東京オリンピックに向けて機運が高まっています。
JAおおいたGAP研究会は、
生産品目を壁を越えてグループを組み、団体認証を取得しました。
現在、取得している品目は、
柑橘(不知火、ポンカン)、イチゴ、ミツバ、しそ、七草、ネギです。
会員数は、78戸。
30~80代まで、
幅広い年齢、規模の農家さんが参加しています。
GAPを取得するとメリットも大きいですが、
毎年更新があり、そのために数万円程度の費用がかかることが
農家さん達のネックになっていました。
研究会では、団体で認証を取得することで、
審査費用を分担して軽減することが出来ました。
水内さん達JAおおいたの職員も、
農家さん達から理解を得るため、
分かりやすく説明したりと小さな努力を積み重ね、
今回の受賞に結びつきました。
また、水内さんは、
営農指導員代表者による事例発表会があり、
GAPの取得に向けた組合員への支援策について発表したところ、
最優秀賞を受賞されました。
全国大会でも入賞し、
現在は各地から視察に訪れる方の対応で大忙しだそうです。
今後は、大分のGAP取得品目を1000まで目指したいという水内さん。
大分の農産物がGAP取得により、
さらに価値ある農産物になることを期待しましょう!
水内さん、有難うございました!!
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