今回は、濃厚な甘みとしっとりとした食感で人気の高糖度さつまいも「甘太くん」について
JAおおいた甘太くん部会青年部副部長の後藤憲司さんと、JA全農おおいた園芸課販売課の松川稔彦さんにうかがいました。
後藤さんは就農6年目の農家さんで甘太くんのほか、スイートピーや白ネギピーマンを栽培しています。
松川さんは、生産者さんをサポートしながら甘太くんをPRする活動にも取り組まれています。
甘太くんは、「紅はるか」という品種で、ウイルスフリー苗を使用しています。
収穫して貯蔵庫で40日以上寝かせて、圃場ごとの糖度調査を受けて基準をクリアした畑の芋のみが「甘太くん」として販売されます。
豊後大野市や臼杵市で主に栽培され、関西方面を中心に、シンガポールやマレーシアなど海外へも出荷されています。
販売開始から15周年を迎え、昨シーズン、2021年度産の販売額は10億円を超えたそうですよ!!
15周年を記念して登場したPRキャラクターの着ぐるみ「甘太くん」もスタジオに来てくれました♪
カウボーイハットの似合う笑顔の可愛らしい「甘太くん」です(^^)
甘太くんの栽培で大変なのは、育苗をハウスでしているので40度以上の暑い中での作業!
温度が高い所苗を育てることによって、虫を寄せ付けず安定した品質で苗が早く育ち、定植が早くできるのだそうです。
また、ウイルスフリー苗を使う事で、毎年苗を買うというコストはかかりますが、
他の県で流行した「基腐病」などの病気に負けない良いものができるという事です。
40日以上の貯蔵が必要な「甘太くん」。毎年11月中~下旬に出荷開始する為に工夫されているんですね☆
スタジオでは、コンビニ大手「ローソン」で販売されている焼き芋の甘太くんを試食しました♪
甘みとしっとりとした食感で幸せな気持ちになります。すっかりファンです。
昨年末には、甘太くん専用の自動販売機がアミュプラザ大分の屋上ひろばに登場しました。
温・冷どちらか選ぶことができます。
これまでも県内にも焼き芋の自動販売機はありましたが、
甘太くんブランドに特化したものが登場するのは初めてだということです。
ぜひ今シーズンも甘太くんを食べてほっとした時間を過ごしてください♪
青年部の副部長を務める後藤さんは、「大分県の野菜生産量は九州ではまだ低いので、
1つでも順位を上げられるようにPR活動も頑張っていきたいです。とにかく『甘太くん』を食べてください」とおっしゃっていました。
松川さんは「甘太くんは1ケースおよそ25キロもあり、農家の人にとっては一苦労です。
そんな中、作業をしてくださる農家の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
甘太くんがこれからも長く愛してもらえるよう、“大分の誇り”となれるように頑張っていきたいです。」とお話しくださいました、
今回特に心に残ったのは松川さんが話していた“農家の皆さんの気遣い”です。
甘太くんをコンテナに入れる際は、自分の孫だと思って1つ1つ綺麗に並べていくそうです。
普段知らない農家の皆さんの気遣いについてお話をきくことができとても貴重な時間でした。
これからも食べものへの感謝の気持ちを大切にしていきたいです。
生産者の後藤さん、甘太くん王子の松川さん、甘太くん、またスタジオに遊びに来てくださいね。ありがとうございました。
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