今回は、第24回全国果樹技術・経営コンクールで最高賞となる農林水産大臣賞を受賞した
宇佐市山本のブドウ生産者、安部正博さんにお話をうかがいました。
安部さんは、2,7ヘクタールの畑で、ハウス栽培と露地栽培でブドウを育てていらっしゃいます。
22歳の時から40数年、ブドウ一筋で栽培をされています。
コンクールでは果樹の栽培技術や経営内容が審査され、県内で農林水産大臣賞を受賞したのは8年ぶり3回目です。
受賞式は、今年2月16日に東京で行われ、 妻の茂美さんとともに受賞式に参加されました。
日本のフルーツ生産者のチャンピオンです。
安部さんがコンクールで高く評価されたのが、「出荷を長くできるように効率的な経営をしている点」です。
宇佐市は標高が低く、温度差ができにくいので、ブドウの栽培には不利な条件ですが、
畑の面積が広い事をいかしてハウスを導入して作業を分散し、家族内で経営ができるようにしました。
そうすることによって露地のものは通常9月~10月の出荷ですが、安部さんのところでは7月から出荷する事ができるのだそうです。
また、安部さんは高値で取引されるシャインマスカットなどの品種の栽培を県内でいち早く始め、
現在は巨峰、クイーンニーナ、ピオーネ、シャインマスカットをメインに他にも3~4種類ほど栽培しています。
安部さんの農園のブドウは、『約束のぶどう』とブランド化され、主にインターネットで販売されています。
SNSで見てみると黒、赤、緑のコントラストが素敵なぶどう達です☆
また、安部さんは指導的役割も担っていて、地域に「大分果樹園芸組合」を設立し、20年近く組合長を務め、
資材や肥料などの供給や、地域のブドウを取りまとめて北九州や下関に卸しているそうです。
農園の経営は昨年、長男の元昭さんが引き継ぎましたが、
安部さんは趣味のラグビーを現在も続けていて、とても明るくパワフル♪
「新鮮で安全で美味しいのを作ろうと始めたので、息子たちにも大切にやってもらえるよう、
期待しているし、自分も手伝っていきたいです。農業は色んな可能性や道があるので相談してもらえれば…」とおっしゃっていました。
安部さんありがとうございました!農園にも遊びに行きます!!
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