記事 > OBSラジオ > おはようサンデー 甲斐蓉子の教えて!農業 > 大分県農業賞、若手研究者部門で最優秀賞を受賞した大野ご夫妻☆
2023/03/26
今回は、第54回大分県農業賞 若手経営者部門で最優秀賞を受賞した
由布市庄内町の大野梨園の大野邦雄さんと、奥様の友佳さんをお招きし、お話をうかがいました。
庄内町は“梨ロード”が有名ですよね。
大野さんの農園は広さがおよそ2ヘクタール。豊水、幸水、新高をメインに約10種類の梨を栽培されています。
結婚を機にご夫婦で相談して2015年に親元就農をしました。
大野さんは小さい頃からご両親の姿や、梨を買ってくれたお客さんが喜んでいる姿を見ていていつかは就農したいと思っていたそうです。
奥様の友佳さんは子どもを庄内の自然豊かな場所で育てたいとご夫婦で就農することを決めたそうです。
大分県農業賞では、地域農業の維持や、ブランド化の推進、効率的な経営などに取り組んでいる5つの農家と7団体が表彰されました。
大野さんが、若手経営者部門で最優秀賞に選ばれたポイントは大きく3つ。
・顧客の配送伝票の管理をパソコンで管理し、システム化する事でお客様の手間や業務的な事に効率化を図った点。
・規格外の梨の6次産業化製品(梨シェイクや梨フローズン)に取り組み、販売額を伸ばしている点。
・SNSでの情報発信を行い、インターネット通販にも取り組んでいる点。などが評価されました。
大野さんは「お客様に喜んでもらおうと取り組んできた事が評価されて嬉しいです。
両親や従業員さんたちの協力あっての受賞だったので感謝しかないです。」とお話されていました。
梨農園近くの国道210号沿いは夏場直売所が立ち並ぶことから「梨ロード」と呼ばれています。
大野梨園の梨のシェイクとフローズンは、若い方や家族連れに好評だということです。
友佳さんは、「梨ロードに来る楽しみを+アルファした加工品を作りたいと思っていました。
若い人たちに庄内の梨を知ってもらういい機会になったと思うし、少しでも立ち寄りやすいお店になれば・・・。」と話していました。
「生産から販売まで自分たちでするのは大変だけど、やった事が形になってみえるのがやりがいに繋がっている」とおっしゃる大野さんと、
「梨のない時期にも庄内の梨をPRできるような商品が開発出来たら・・・。」と意気込む友佳さん。
お二人のパートナーシップがとても素敵でした!!
ぜひ梨のシーズンには梨ロードに行きたいと思いました(^^)♪
大野さんありがとうございました!
また次回で教えて農業を中島が担当するのは最後となります。最後の放送もぜひ聴いてくださいね。
©2024 Oita Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.