今回は初めての現地リポートをお聞きいただきました☆
お話をうかがったのは、日田市天瀬町でコーヒー豆を栽培している佐藤農園代表の佐藤孔明さんです。
佐藤さんの息子さんの貴博さんはトマトやさつまいもなどを主に生産されています。
佐藤さんは2年程前からコーヒーの栽培を始めました。
コーヒーの栽培ハウスに一歩足を踏み入れると、2~3メートルほどのコーヒーの木が等間隔に並んでいます。
その数、150本!
品種はテピカと言い原種に近いもの。とても貴重なもので世界的にも数少ない品種なのだそうです。
木には、真っ赤に色づいたコーヒーの実がすずなりです。
実は、直径は1cmほどで、はち切れそうなほどエネルギッシュ!
この実のことを“コーヒーチェリー”と言い、糖度はなんと25度!
私もいただきましたが、口いっぱいに甘い果実のおいしさが広がりました。(☆ヮ☆)!!
これが苦いコーヒーの原点なんて驚きです。
このコーヒーチェリーの種を焙煎すると、私たちがよく目にするコーヒー豆になるということでした。
今回、焙煎士の田中隆宣さんにも、お話を伺いました。
田中さんは、佐藤さんのコーヒーに世界に勝てる可能性を感じています。
日本はコーヒーの栽培に適した土地ではありませんが、ハウスでの栽培技術と、
日本人特有の細やかな気配りで、今回栽培に成功しました。
田中さんは、自分の焙煎で、丹精込めて作られたコーヒー豆のおいしさを最大限引き出したいとおっしゃっていました。
また、天瀬町は過去水害を受けた場所です。
佐藤さんは、地域の方々を元気づけるためにも、天瀬のコーヒーを、大分に、日本に、世界に広めようと頑張っています。
今年の夏には佐藤さんが栽培し、田中さんが焙煎したコーヒーが飲めるかもしれないとのこと。
私たちの口に届く日が楽しみですね♪
佐藤さん、田中さんありがとうございました。
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