ギャング組織のボスの座をめぐって繰り広げられる、“譲り合い?”合戦の行方を描き、韓国で200万人以上の観客動員したナンセンス・コメディです。
韓国一のギャング組織で、昔気質のカリスマボスが、不慮の死を遂げた!後継候補となったのは、これまでボスを支え、ボスの片手として、熾烈なギャング同士の抗争を生き抜いてきた3人の男。しかし、腕も頭もいい若手のホープで、組員の誰もが次期ボスと認める“本命”候補のスンテ(チョ・ウジン)は、尻に敷かれている愛妻の叱咤激励を受け、得意の料理で韓国一の料理人になりたいと思っており、対抗馬のガンピョ(チョン・ギョンホ)は、刑務所で覚えた社交ダンスに夢中で、プロになりたいと思う、という理由でどちらもボスの座にまったく興味が無かった。そして3番手に位置して、やる気満々のパノ(パク・ジファン)は、人望が???だった。次期ボスの座をめぐる騒動が混迷を極めるなか、ギャング組織に潜入捜査したものの、ギャングの誰しもに正体がバレているのも知らずに、自分が天才と思いながら捜査しているダメ警官テギュ(イ・ギュヒョン)も巻き込みながら、前代未聞の後継者“譲り合い?”合戦の幕が開くが・・・・・。
ボスの座を巡っての子分同士の熾烈な後継者争い映画!では無くて、後継者“譲り合い”の闘い?を描くという、突拍子もないアイデアが冴えるこの作品は、クライムアクションの映画で秀作を生み出してきた韓国映画の、真逆のアイデアを楽しむ内容となっているのです。ラ・ヒチャン監督が、ナンセンスなドタバタ喜劇として仕上げているのを、楽しみながら見るか、少しシラけて見るか、によって感想が大きく分かれる内容となっているのです。
ぼくのチケット代は、2000円出してもいい作品でした。
星印は、2ッ差し上げます。
“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。
星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)
【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動
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