今日のゲストは、株式会社 ポンド 部長の池島成信さんでした。

株式会社 ポンドは別府市で自動車部品・車両外装パーツなどの製造を行い、独自のブランドを展開しています。

現在、強化プラスチック製品の開発も手掛け、このたび、ＦＲＰ製（ガラス繊維強化プラスチック）の津波用避難シェルター「ライフアーマーＮＥＯ」が日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」を受賞されました。

この「ライフアーマーＮＥＯ」は、直径1.2ｍの球体で、大人が４人まで入ることが出来ます。中にはシートベルトが装備され、床下は収納庫になっています。

こんなに大きくても、成人男性が２人で持ち運ぶことが出来ます。

このシェルターの特徴は何と言ってもＦＲＰ素材の強度と軽さにあり、

家屋が崩壊してもＦＲＰ素材の強さのおかげで潰れず、その後に

津波が来ても、ＦＲＰの軽さから水に浮き、ハッチの部分にフィルターも

設置され換気機能も考えられています。

この津波用避難シェルター「ライフアーマーＮＥＯ」を開発したきっかけは

２０１１年の東日本大震災。自分たちに何か出来ることはないか、という

強い思いから、シェルターなら出来るのではないかと考え、自社で開発・

設計・デザイン・製造を手掛け、構想からおよそ１年で販売を始めました。

そして、完成からおよそ1年で今回の「グッドデザイン賞」の受賞となりました。

現在、全国で展示会などを行い、特に関東で反応が大きいそうです。

現在は、より大きなサイズのシェルターを開発中で、（構想では直径3ｍで

大人４人・こども１６人まで入れる大きさ）このシェルターには、遊具も取り付けて、公園や幼稚園などで設置出来るようにしたいと考えています。

完成が楽しみです。

《お問い合わせ》 株式会社 ポンド 電話：０９７７－２７－８５５５