国東半島独自の六郷満山文化（ろくごうまんざんぶんか）が花開いた国東では、恐ろしい存在である「鬼」も神仏の化身として親しまれ、

災いを取り除き人々に福をもたらす象徴とされています。

そんな鬼と出会える、年に1度の夜が「修正鬼会」です。

国東市では、現在、成佛寺と岩戸寺で隔年ごとに開催されており、今年は2月11日日曜日、成佛寺が舞台となります。

六郷満山寺院の僧侶が集まり、読経（どきょう）や行法（ぎょうほう）を行う中、夜の１０時過ぎになるといよいよ鬼が登場します。

鬼は松明（たいまつ）を振りかざしながらタイレシとともに独特な踊りを見せます。その後、松明で参拝者たちの肩をたたいてまわり、無病息災の加持を行います。

また、同日に丸小野子供修正鬼会も丸小野下公民館にて開催されます。

武蔵町丸小野の柿園（かきぞの）・中西地区で行われる伝統行事で、子どもの無病息災などを祈願します。

年に一度の伝統行事「修正鬼会」。ぜひ、ご参拝、ご見学ください。

詳しくは、国東市教育委員会文化財課 電話0978-72-2677までお問合せ下さい。

※タイレシ…揃いの白装束で松明を担いだり、鬼と共に加持を行ったりします。

■成仏寺修正鬼会■

【日 程】※時間は目安です。

16:00 昼の勤行(ごんぎょう)

17:30 御斎（おとき）

18:30 垢離取(こうりとり) /盃(さかずき)の儀/ 大松明(おおたいまつ)点火

20:00 夜の勤行(ごんぎょう)

                       21:30 香水（こうずい）の儀

                       22:00 鈴鬼

                       23:00 荒鬼（加持祈祷）

                       24:00 鬼鎮

■丸小野子供修正鬼会■

【日程】

                      18:30～ 垢離取(こうりとり)/盃(さかずき)の儀/タイアゲ/米華/香水

                                         災払鬼/三三九度の法/災払

                    ～20:30 悪魔払

（※過去の成仏寺修正鬼会の写真）