本日のゲストは、小児科医の是松聖悟さん。



約9年ぶりに来てくださいました。
あのときは、2週にわたってお話をうかがいました。
…ということを、にわかに思い出す私、、、

そのときのブログがこちらです。

https://obs-oita.co.jp/radio/5050-hp/47673.html
https://obs-oita.co.jp/radio/5050-hp/1274.html

当時、とても印象に残ったのが、
子供の発熱の10人中9人は心配ないが、
1人が重篤になる可能性がある。
その際、予防接種を受けているか、いないかが
治療方針に大きく影響する。

というお言葉でした。

よく覚えてますね、と言ってくださいました。

はい！（ドヤ顔）

たとえば、日本脳炎の予防接種。
日本脳炎は、豚から蚊へ、蚊からヒトへと感染し、
感染すると3人に1人は死亡、1人は障害が残り、回復は1人、
という、
確率的にとても怖い病気なんですね。
しかも大分の豚の8割は、日本脳炎のウイルスを持っているそうで、
予防接種はとても有効な手段なのです。


豚は、食べる分には、まったく問題ございません！！！


最近、全国ニュースでも取り上げられる「5歳児健診」。
是松さんは10年ほど前、大分県のある自治体の取り組みから、
5歳児健診の効果を英語論文にし、発表しました。
5歳児健診をすることで、小学校入学前に子供それぞれの特性がわかり、
入学後にスムーズに学校生活が送れる→不登校が減る、という内容です。

これがいま、注目を集め、
各地から、講演の依頼が相次いでいます。

大分県はまた、
食物アレルギー対応を統一したフローチャートや
けいれん時のフローチャートを作りました。
こういった取り組みは、大分県は先進的なんです。
医師、薬剤師、栄養士、教師などがチームを組んで、
全国での学会を経て完成させています。

是松さんは現在、埼玉医科大学の総合医療センターの教授で、
埼玉県というスケールメリットとして、国の仕事に携われるということがあります。

大分での取り組みを全国に紹介し、
医療や福祉の現場で問題になっていることを解決、改善するよう国に働きかける、
そういったことができる、やりがいのある場所にいらっしゃるんです。

素晴らしいです！
今後のご活躍に
めちゃくちゃ期待です！

是松聖悟さんからのリクエストは、若い頃によく聴いた、
REOスピードワゴンの「涙のフィーリング」。

本日は、たいへん貴重なお話がうかがえました。
ありがとうございました。
近い将来、また聞かせてください！
楽しみです！

それではまた来週、お相手はミチコでした。