OBS大分放送

1.開催日時
2025年11月17日(月)
午後1時~3時13分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数  8名
出席委員数 8名

<出席委員の氏名>
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長、下川宏樹 委員、藤本 保 委員、平松まゆき 委員、小笠原順子 委員、リヴィア清水夏子 委員、金 成妍 委員

<放送事業者側出席者>
猪俣知三 代表取締役社長、兼子憲司 常務取締役 報道制作局長、篠原真治 メディアコンテンツ局長、北里邦寿 コンテンツ部、黒田隆司 番組審議会事務局長

4.議題
[1] 番組審議
テレビ番組:二階堂スペシャル「豊後土工~トンネルに命を懸けた男たち~」
放送時間:2025年11月5日(日)
午後8時00分~8時54分

[2] 業務報告
(1)10~11月のニュースや番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(11月)

[3] 次回日程について
日時:2025年12月1日(月)
午後5時~
会場:「ふく亭 本店」(大分市都町3丁目7番)

[4] その他

5.審議の概要
<視聴番組について>
およそ100年前、日豊本線の開通をきっかけに名を馳せた「豊後土工」。大分県民でさえ今や知る者は少ない彼らだが、その卓越した組織力と実績で各地の難工事をこなした希代の出稼ぎトンネル掘削集団だ。
大分県南部出身者を主とした彼らは、戦後のめざましい高度経済成長期では「クロヨン」や「青函トンネル」といった大プロジェクトにも参画。日本の大動脈となる交通網の発展に大きく貢献した。しかし、華々しい功績の裏で、労働者たちのじん肺問題は深刻な社会問題となり、彼らの歴史に重い影を落とした。
「いつかふるさとの海をめざして」
過酷な時代を過ごし、故郷への想いを胸に、彼らが懸命に追い求めていたものとは一体何だったのか?

<委員からの主な意見>
〇豊後土工というトンネル掘りの話を通して、日本の近現代史を振り返る、非常に内容の奥深い、いろんな観点から考えさせてくれる番組だったと感じました。

〇戦後のめざましい高度成長を支えた人たちの生き様と姿を知れて、おそらく多くの人が感動する番組だと思いました。

〇故郷に錦を飾るべく身を粉にしても、みんなが帰るわけじゃないと、当時の現場の様子がありありと目に浮かんで込み上げるものがありました。

〇証言者が高齢です。当時を知る最後の証人といいますか豊後土工の想いを後世に繋ぐ大変意義のある番組だと感じました。

〇時代の流れや変化が立体的に、豊後土工が生きた時代が伝わってとても良かったのですが演歌が流れて刺身を食べて、一杯飲んで、そこが長すぎて、私の感動が一気に冷めてしまいました。

〇豊後土工の「彼らを突き動かしたものは何かに迫る」というコメントがあったが、何が彼らを突き動かしたのか?そこが、ちょっとわかりにくかった。

〇このじん肺訴訟は実はまだ終わってない。昭和の時代に起こったのは間違いないが、まだ訴訟は続いています。裁判で勝訴しましたということで話はそれで終わりと視聴者の方が思われるのだったら残念だなと思いました。

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