1.開催日
平成23年12月13日(月)
2.開催場所
大分東洋ホテル2F「久住の間」
3.議題
[1]年末年始番組について
[2]今年を振り返って
[3]次回日程について
平成24年1月23日(月)
4.出席委員(敬称略)
溝口薫平 委員長
肥田木孜 副委員長
由佐康子、伊藤安浩、鶴丸礼子、伊藤京子、藤内 悟、板井良助委員
(草間朋子、神田岳委委員 欠席)
<局側出席者>
首藤社長、中山専務、井尻テレビ制作局長、後藤報道局長、泉テレビ編成局長、菊池ラジオ局長、竹内番組審議会事務局長
5.審議の概要
今年最後の審議会が開かれ、首藤社長が「東日本大震災では、情報の大切さとテレビの影響力の大きさを改めて再認識したが、伝えるべき情報を迅速に伝えることが出来たか、多くの課題を突きつけられた。一方で、災害に強いラジオの力が見直された。」
「民放業界にあっては、デジタル化に完全移行し、新メディア時代がスタートした。これからは番組内容をいかに魅力的なものにするか、真価が問われることになる。これからも地域をしっかり見つめ、暮らしに根ざした良質な番組作りを目指したい。」とあいさつした。
また、2011年JNN九州・沖縄ドキュメント「ムーブ」作品コンクールでOBS制作の「君に届け!熱き歓声!~音のないラガーマンの挑戦~」が大賞を受賞したことが報告された。
続いて、溝口委員長が「今回の大震災で、テレビ・ラジオの役割の大きさを痛感した。人々の価値観が大きく変わる中で、時代の絆をどのように作っていくか、メディアの力に期待したい」述べた。
このあと、「年末年始番組」について審議を行った後、激動の1年を振り返った。
<委員から出された意見の概要>
○今年は、番組作品コンクールでの受賞など、制作力の強化が目に見えてきた。新しい年は、夢のある番組作りに挑戦して欲しい。
○テレビは、今という時間を切り取らなければいけないので、その時の出来事に目が行きやすく、それで終わってしまう傾向にある。放送したことがどのような影響を及ぼし、何が変わったのかを検証することも送り手の役割としては大変重要なことだと思う。
○今回の震災で、被災した子どもたちが震災を理由に、進学を断念したり、夢を断念することがないようにすることが大人の最低限の責任だと思う。その辺りの追跡的な報道に期待したい。
○東日本大震災で番組に取り上げられた場所を見てきたが、テレビで伝えた映像の力を改めて感じた。
○原発の問題など、国民の命と安全に関する問題は、国民目線で、客観的な視点で報道することが、メディアの役割ではないか。
○最近、子どもに対する虐待が深刻な社会問題になっている。子どもが幸せに生活し、自由に育っていく社会になるために、大人に何が出来るか、そうした視点での報道をお願いしたい。
○ドラマの「南極大陸」は感動した。また、向田邦子さんの作品「花嫁」を楽しみにしている。ドラマのTBS復活に期待している。
○震災でラジオの力が見直されたが、来年はラジオ力をもっと発揮して欲しい。
○日本人が持っていた「お陰さま」「お互いさま」という気持ちをもう一度掘り起こすような番組を。
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