1.開催日時
平成25年9月24日(火) 12時
2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール
3.議題
[1]番組審議
テレビ「九州沖縄ドキュメント・ムーブ」最後の特攻~彼らはなぜ飛び立ったのか~
放送日時:平成25年8月18日(日)25:50~26:20
[2]業務報告
(1)10月編成について
(2)視聴者・聴取者対応報告(7月・8月)
[3]次回日程について
平成25年10月21日(月)
4.出席委員
溝口薫平 委員長
伊藤安浩 副委員長
鶴丸礼子委員、伊藤京子委員、神田岳委委員、藤内 悟委員、西村摩耶委員 、是永幹夫委員、藤本 保委員
(板井良助委員 欠席)
<局側出席者>
首藤社長、高木常務、井尻テレビ制作局長、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、松井報道局長、砂原ラジオ局長兼ラジオ営業部長兼ラジオ制作部長、堀番組ディレクター、竹内番組審議会事務局長
5.審議の概要
審議会では、首藤社長が「10月1日に開局60周年を迎える。これからも県民の信頼に応えられるよう、地域と暮らしに根ざした良質な番組作りに取り組んでいきたい」とあいさつした。続いて、視聴番組「最後の特攻~彼らはなぜ飛び立ったのか~」を視聴・合評した。この番組は、終戦を告げる玉音放送後に、大分海軍航空隊基地から司令長官ら28人が出撃し、18人が命を落とした。彼らは何故飛び立ったのか、基地で何があったのか、隊員らの証言をもとにあの日に迫った。
<委員からの主な意見>
○ 戦後68年、戦争の記憶が風化しようとしている時に、体験者の証言は真に迫るものがあった。
○ 時代の流れに異を唱えることがいかに難しいか、よく分かった。
○ 生き残った方々の取材がとっても丁寧で限られた時間の中でよく構成されていた。
○ ニュートラルな立場で淡々と伝えられたことが、見る方にとっては感じるところが多かった。
○ こうした歴史的な検証番組は少ないので、この番組を是非、教育現場の教材として活用して欲しい。
○ 全体的にたいへん穏やかなバランスのとれた良い番組だった。
○ 司令官は、終戦の詔勅を知っていたのか、明確には語られてなかったので何かもどかしさを感じた。
○ 普通の戦争の悲劇より、まだ理不尽な悲劇があったのだと認識出来た。
○ なぜ55歳の司令官が飛んで行ったのか、何らかの説明が必要だったのではないか。
○ 理不尽と思える悲劇的な犠牲の上に、今日の平和があるということがメッセージとして伝わった。
○ 今、歴史認識が問われている中で、事実をきちんと伝え一定の方向に偏らない、いろんな考えを言えるようなそういう材料に番組がなれば良いと思う。
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